「作られたイメージの重苦」世界で一番美しい少年 ababiさんの映画レビュー(感想・評価)
作られたイメージの重苦
「ベニスに死す」の美少年の、その後を描いたドキュメンタリー。
早々に現在のご本人登場するので、「えええ!こんなに劣化!?」な衝撃少なめ。
…まぁ、そこでビックリさせる映画ではないので。
「ターミネーター2」のエドワード・ファーロングや
「コマンドー」のアリッサ・ミラノとか、
日本でだけ歌手デビューしたスターは知ってはいましたが、
まさか、この方も日本で歌手デビューしてたとは知りませんでした。
しかも日本語で!
しかも酒井政利プロデューサーで…!
そっち系で裁判沙汰になってましたよね。…あ、怪しい。
「ベルばら」の池田先生との対談では、柔らかな表情だったのに、
酒井政利プロデューサーとの対談になると、顔がめちゃくちゃこわばって、目に敵意??
やっぱり当時、何かされたのかな…?と色々と憶測。
今当時の写真を見ると、そんな中性的な感じでもないのに、
映画やマスコミって、いくらでもパブリックイメージ作り出せるんだな、と改めて思いました。
本人が本当に中性的で、そういう性的指向であったなら、また違った人生になっていたのだと思うと、ものすごくやるせない気分になりました。
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