ゾンビランドサガ ゆめぎんがパラダイスのレビュー・感想・評価
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銀河系まで飛んで行け!(嘘)0号ちゃん無双に哭く!そしてサガは伝説のSAGAになった!
クッソ面白かった!!!これに5点をつけないなら、
いったい何につけるっていう話ですわ。
世紀末アイドルSF(サガ・ファイト)映画としては、
文句なしの最高峰レベル。
『ゾンサガ』かと思って観てたら、
いつのまにか『デデデデデストラクション』になってた!
で、そのまま『マクロス』ばりの「歌バトル」に超★進化するかと思ったら、単なるブラフで、そんなことにはまるでならなかった!!(笑)
どっちかというと出だしは『インデペンデンス・デイ』で後半は『エイリアン2』もしくは『プレデター』のドタバタコメディバージョンといったところか。
でも、『ゾンサガ』をベースに、宇宙×万博×バトルという力業の掛け合わせを無理やり成立させたうえで、誰もが待ち望んでいた「たえちゃん(0号)覚醒」&「アリーナ・リベンジ」という2つの大命題を成し遂げて見せたスタッフの力量は本物だ。
ふと気づくと、『ダンダダン』(キャトルアブダクションからの宇宙侵略者到来!)とか、『シン・ゴジラ』風の国防関連ネタとか、『リコリス・リコイル』っぽい「人懐っこい系」×「黒髪ロングのクーデレ」ノリとか、スーパー戦隊パロとか、ガイ・リッチーばりの巻き戻し演出とか、もう使えるものはなんでも使うとばかりに、あらゆる面白要素を導入したうえ、最後は大満足のスーパーライブ炸裂!!
なんだ、このバカ楽しい映画は!!??
終映前に劇場鑑賞に間に合ってホントに良かった!
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新宿バルト9では、まさかの22時台しかやっていなくて、ちょうど翌日日帰りで滋賀に仏像の展覧会を観に行くつもりだったこともあって、徹夜覚悟で「ゾンサガ映画」→「国宝」→始発電車→新幹線という強行スケジュールを設定。
で、レイトショーに行ったら、席が2席しか残っていなかった!!
大盛況! 終演24時半なのにみんな大丈夫なんです??
でも、封切りから1ヶ月以上経つ映画を満員にしてくれるとか、本当にあったかい良いファンがついてるよね。これならまだしばらくはロングランできそうだ。
テレビシリーズは1期、2期ともリアタイ視聴で完走。
ただしシリーズ自体にそこまで思い入れがあるかというと、実はたいしてない。
普通に愉快な変化球地方アイドルアニメでしたということで、今回の映画も封切りで駆けつけるほどの興味もロイヤルティもなかった。
だがしかし!!
いざ映画版観たら、マジで超ヤバかった。
冒頭の宇宙科学館(だっけ?)からめちゃ楽しい。
まさにテレビシリーズそのまんまの懐かしいノリ。
各キャラがたっている。それぞれに見せ場がある。
画面の袖でやってる細々としたネタまで充実してる。
しかも、あの苦難の道のりを歩んできたフランシュシュが、地元で受け入れられて、アイドルとしてふつうに活躍している! ああ、なんて多幸感をそそる出だしだろうか。
恒例の巽さんによる監獄朝礼。
マモがしょっぱなからフルスロットルすぎる!!
で、佐賀で宇宙万博とか、またえらい生臭いネタをぶち込んできた。
もとの開催予定地でいろいろあったって、なにがあったんだよ(笑)。
その後、海辺の牧場で、まさかの牛さん&たえちゃんアブダクション事案発生。間を置かず、インデペンデンス・デイばりの「天の雷」案件発生。
『ゾンサガ』なのに、ガチで大殺戮必至展開とかビビるぜ。
(ただ徹底して人の死は見せず、血腥い雰囲気にならないように気を付けて演出されている。)
ギャグアニメでありながら、大量死を背景とした危機の物語をやるのはどうかという声もあるだろう。でも「死」は『ゾンビランドサガ』のそもそもの大命題なのであり、「生死を分けるシチュ」で「命を懸けよう」にも「懸ける命がない」から「命を懸けずにヒーローになれる」という小気味いい逆説は、およそ『ゾンサガ』でしかできない芸当だ。
そのあとも風呂敷を広げて広げて広げまくっているわりに、そこまでお話に破綻がないのは、さすがというか、結構時間をかけてじっくり脚本を練ったんだろうな、と。
「ゾンビは死んでいるから体温がない」(体温や発汗で人間を察知して宇宙人が襲って来るのは『エイリアン』シリーズの定番ネタ)とか、音で存在を察知されないためにフランシュシュのアドトラックを使うとか、『ゾンサガ』ならではの設定を、まあまあうまく組み込んでいるんだよね。あと、有明海の干潟なら空から落ちても軟着陸出来て大丈夫だろうとか(笑)。
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本作は、「アイドル」が「ヒーロー」になるとはどういうことかを考えるアニメでもある。
前提となるのは、フランシュシュが「佐賀を救う」ために存在するアイドルグループだという事実だ。アイドル活動で佐賀をブームアップすることだって、もちろん「救う」ことには違いないのだが、間接的なお手伝いの域を出ないのもまたたしかだ。
では、佐賀に本当に存亡の危機が訪れた時、彼女たちは「どうやって佐賀を救うのか」。
答えは簡単だ。「勝利の御旗」をひらめかせて、まさに佐賀の街と佐賀県民を守るために、彼女たちは「戦女神」――ワルキューレ(ヴァルキリー)として再誕するのである。そう、あのシーンのように!
この物語において、フランシュシュは「アイドル」としてよりも「戦士」として戦いに身を投じざるをえない。
だから、「正体バレ」とか「万博会場(=ステージ)消滅」とか「解散危機」とか、アイドルアニメとしては大変な危機が矢継ぎ早に出来しているのに、「そもそも地球人が滅亡しかけている」という大きな物語の前で、すべてがうやむやに流されてしまっていて、ちょっと面白かった。
要するに「国家存亡の危機」を前にすれば、とあるアイドルグループの存続なんてしょせん些事に過ぎないわけだし、フランシュシュもまた当然そういうことだ、としてふるまっている。で、アイドルとしての日常をかなぐりすてて、非日常を正常化するために立ち上がる。当たり前のように。
そもそも我々は、ゾンビィたちは「アイドル活動で佐賀を救う」ために生み出されたとばかり思わされてきたが、それは本当だろうか? 実は「佐賀を本当に救うために不死の戦士として生み出されて、仮の姿としてアイドルをやらされてた」、なんてことはないだろうか。0号がかつて何か工作員みたいな特殊任務についていたことや、ゾンビィハウスがもともとその特務機関の本拠地だったらしい話からすると、ゾンビィ開発には「アイドル活動」とは別のロジックがあったと考えるほうが自然なのでは。
一方で、0号が組織の先輩、1号がさくら、2号がサキ、残りの3~6号がいずれも芸能関係者だってことを考えると、フランシュシュは巽が「アイドルに憧れていた」さくらの夢をかなえるために「彼女をアイドルにならせる目的で」わざわざ集められたメンバーだったと考えるのが順当だろう。だからこそ、映画でもネタにされているように、他のメンバーはみんな「伝説」の●●だが、さくらだけは無印なのだ。
アイドルとしての日常と、ヒーローとしての非日常。
それを切り替えたのがフランシュシュの『ゾンサガゆめぎんがパラダイス』であり、なにがなんでも「日常」に執着してみせたのが『デデデデデストラクション』だった、ともいえる。
『デデデデデストラクション』は、たとえ世界が危機に陥っても、当たり前の日常を捨てないことに躍起になるアニメだった。なんなら、親友を救うためなら世界が壊れることすら肯定するようなアニメだった。
一方、『ゾンサガゆめパラ』の登場人物は、世界(≒佐賀)を救うためなら、当たり前のように命を賭する。たえちゃんは当たり前のように単身特攻を主張し、仲間は当たり前のようにたえに寄り添って勢ぞろいで最前線に赴く。巽は当たり前のように死地と化した佐賀にわざわざ舞い戻り、フランシュシュの頼みに対して、市民たちは当たり前のように協力して、一寸先は「死」のミッションに全力で臨む。
この2作では「有事」における二面が端的に描かれている、といってもよい。
「有事」でなお個を貫くこともとても大事だし、
「有事」に弱きものを守るために戦うことも大事だ。
ものすごく有体にいうと、『デデデデ』は有事の銃後で日常を守る物語であり、『ゾンサガゆめパラ』は有事に敢えて前線に赴いて国を守る物語だ。
今回の映画に一定のファンが拒否反応を示しているらしいのは、そういったことも理由にあるかもしれない。なにせ、もともとはアイドルとして圧倒的なマイナス要素だった「実は死んでいる/腐っている」という特性を「逆手」にとって、不死兵としての圧倒的プラス要素を盾に、みずから志願して敵陣に攻め入る軍国アニメだからね、これは(笑)。
その純粋でまっすぐな「国防」への意気込みが、気持ち悪い人がいてもおかしくない。
その点、僕は気持ち悪いとまったく思わなかったので、心から楽しく観られた。
そういうことかもしれない。
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以下、小ネタ。なおパンフレットが品切れだったので内容は適当です。
●たえちゃんのネタって『アルジャーノン』っぽいと思ったら、他の人も結構同じ指摘をしていて、そりゃそうだよな、と。
「29歳でアイドルなんて」とか、還暦間近の三石琴乃に言わせてて容赦がない(笑)。
●宇宙人からバンで逃げながらの交戦シーンで、サキがいきなり逆向きにぶっ放したのクッソ笑った。
●宇宙空間まで行って帰ってくるアニメを最近『アポカリプスホテル』や『アルマちゃんは家族になりたい』で観たばかり。気球にのって冒険に赴く映画もつい最近『素晴らしい風船旅行』で観たばかり。シンクロニシティだなあ。
●歴代の衣裳の展示の後ろを通って、たえが進んでいくシーンも、超よかった。なるほどこのシーンが撮りたくて、これが用意されていたわけね。
●宇宙人から徹底的に人間くさい属性や知能を感じさせる動きを排除したのは正解だったと思う。『デデデデ』的な「宇宙人の理」が要素にまじると、圧倒的に物語がこむずかしくなるから(笑)。これくらい「純粋悪である敵」として単純化されていたほうが、ヒロインたちの物語に集中できるというものだ。
●アイドルアニメが好物のわりに、アイドル歌謡にはほとんどなんの関心もないが(なぜか昔『IDOLY PRIDE』のOP曲にやたらはまった時期があったけどw)最後の2曲は素晴らしいライブに仕上がっていたと思う。歌唱力だとアイドル設定ではワルキューレ・クラスでハイレベルなのでは?(おお、両者とも宇宙人と戦っている!)
3D要素についても、個人的に『バンドリ』や『アイカツ』『シャイマス』はCGがしんどすぎて観られなかった口だが、今回のは『ウマ娘』同様、まったく気にならなかった。
てか、ぐるぐる回るカメラの動き自体、『ウマ娘』のライブっぽかった。
そういや『ゾンサガ』も企画はCygamesだったか。
●脚を踏み鳴らす四股みたいな振付、フランシュシュ独特だよね。今回は「地鎮」の意味合いもあってピッタリだったのでは。あと、伝説の昭和アイドル役の河瀬茉希のシャウトが、儚げなキャラのわりにえげつない(笑)。これって昭和感なのか?
●ライブの途中でたえちゃんの限界がきそうになる描写、とても良かった。巧い具合にカメラを動かして、たえちゃんの顔だけ映さないんだよね。
こういうの、クラオタなので、オペラのラストでよく観ます。死にかけてるんだけど最後の力を振り絞って、めっちゃ歌いまくるの。
●すでに忘れかけてたけど、そもそも「ゾンビ」×「アイドル」というネタって、あの当時世界的に吹き荒れてた「ゾンビ・ブーム」の流れで出てきた企画だったはず。アメリカだと、2015年あたりからゾンビ・ロマンスの小説・映画が何本も作られてて、「人としてふるまえるゾンビ」という新概念が日本でも定着してきた時期(2018年)に第1期が放映された。で、3年後の2021年に第2期。そのまた4年後に映画版。
マンネリ気味の2期で若干興味が失せていたが、今回の映画が面白かったので、もし続篇があるようならぜひ期待したいところ。
大作すぎて
なんとなくイオンに行ったらやってたので鑑賞。当然TVアニメファンです。
映画かー、どんな仕上げなんやろ。
やっぱギャグ要素強めかな?とか思いながら見ていたら、、、
なかなかの大作で(笑)
たえちゃんの覚醒やらわけわからんくらいのSF設定やら相変わらずの佐賀押しやらラストのライブシーンやら
ファンとしては大満足の内容で★5でOKでした!
正直なところ……
不満点が多すぎて観賞後ずっとモヤモヤしている。
アニメ2期視聴済み、外伝漫画も読了済み。
たえの過去について
ぶっちゃけここは映画で語られる必要はないと思うし、実際たえの口からもついぞ詳細を語られることはなかった。だって外伝漫画を読んだら全部わかるからね。漫画を読んでたら幸太郎のセリフの意味も理解できるし。わからん人は外伝漫画を読めってことなんでしょ、知らんけど。
なのでたえの過去語りがアッサリしてる部分に不満はないんだけど、じゃあ尺に余裕できるよね?なんでこうなったの?て不満が残る。
エイリアンについて
思ったよりギャグ要素のないガチな侵略でたまげた。ゾンサガの作風からして突飛なことが起こるのはわかりきってるし、今更そこに明確な説明を求めることもないから、いきなりエイリアンが侵略に来るって展開になってもまぁ納得しちゃう。2期ラストのシーンから想像できたことだしね。
ただ、ゾンビとアイドルという結びつきようもない要素が併存してるゾンサガであっても、流石にアイドルものである事実は変わらないわけで、じゃあアイドル要素とエイリアンという要素がどう絡んでくるのかと思えば、この両者は終始乖離したまま。
いかに多要素のジャイアンスープであるゾンサガという作品であっても、ゾンビであることの必然性とアイドルであることの必然性はちゃんと存在してた。ところが今回の敵役がエイリアンであることには必然性がない。
ここが宙ぶらりんのまま終わるんで、終始心地が悪い。エイリアンが音に敏感っておあつらえ向きの設定があるんだから、そことアイドル(歌唱)要素を絡めればいいのにと何度思ったことか。観賞中、爆音のライブで撃退とかしてくれる展開になるのかと思ってたら、ただ不死身の肉体を盾に肉弾戦で蹴散らすだけ。なんとまあ、ゾンビ要素の使い方も下手で。
結局、ライブシーンも減るわ、その必要性も全く無くなって消化試合気味。尺をライブに割いてくれ()
幸太郎が払った代償(?)について
もう今更掘り下げなんて期待してなかったわけだけど、2期ラストであんな意味深に吐血してるシーン入ったらそら語られるのかと思うでしょ。おまけに今作でもしっかりぶっ倒れて点滴打ってるし、尚更説明があるのかと思ったら全く無し。
なんなん、これ誰も疑問に思わないん?ここまで語られないんなら、まさかただの過労?そうならそうと言ってくれ。
不満点ばかり挙げたけど、なんだかんだ2021年のライブで流れた告知映像から4年も待って新作を観られたことは素直に嬉しい。MAPPAが某フィギュアスケート作品をポシャらせた時には肝が冷えたけど、なんやかんや遅れても作ってくれたのは感謝。作品愛だけで観きった2時間でした。
アイドルとは?...ってなるけど最高!!
アニメ1期が大好きで、2期は微妙~と思いつつ、映画を観ました。
率直な感想を。
何この映画。面白すぎる!!!(泣笑)
アイドル映画だと思ってたけど、アイドルの物語ではなかった(笑)いや、一応アイドルはやってたけど、ちょっと想像を遥かにこえた(笑)
終始「なんでそうなるのー!?」と心の中でつっこみまくり、ひたすら「意味わかんないー!けど面白すぎるー!!」が続き、ちょっと泣きそうになる映画(笑)
たえちゃんの声優を今回初めて認識し、テレビではこの人がう~とかあ~しか話さなかったのか、、、と別の衝撃受けた。
冒頭でアニメ全部高速で振り返る時間があって分かりやすい(笑)
なんで花魁が刀使えるのかとか、なんで電撃打てちゃうのとか、いろいろつっこむ所しかないことすら全てが面白い!!
そして劇中の曲が全て神曲。全部が耳に残りやすく、すごく良い。最高!!
エンドロールでの曲一覧に、「森とリスの遊園地 メルヘン村」を見つけて2度見した(笑)
とにかく笑ってスッキリしたい人に全力でオススメしたい映画。
映画としても良品。シリーズとしても最高の終幕。
脚本の完成度が高い。
ストーリーとして整合性を保ちながら、ゾンサガのハチャメチャ世界観も実現していて、良く練られていると思う。
アイドルアニメの常として、ラストにコンサートで締めくくるのだが、最後の2曲だけ見せて、なんとなく10何曲のコンサートってテイにするということが良くあるわけだが、そのアニメアイドルのファンなら2曲続けて見せられるのは嬉しいだろうが、普通の観覧者は、まあちょっと退屈なわけです。
しかし、この映画は2曲見せる意味がちゃんとある。
その辺、上手いなあと思う。
また、CMでたえの「アイドルに何ができるって言うの」というのをキャッチに使っているのだが、これも脳内アンサーとして「でも、この娘たち、ゾンビィだから・・」というのがあって、観てるほうもゾンビィだと分かっているのに、しばしばこれに引っ掛けられるのが面白い。
最後のコンサートの所も「えー!そういう終わり方しちゃうの!?」と、つい思ってしまった。
結局「・・・あ、そうですよね~忘れてました」ってなっちゃうんですけどね。
メンバーの過去回収も全て終わり、シリーズとしては綺麗に終われたと思う。
テレビシリーズも含めてすごく良くできていると思うけど、そこまでブレイクしたわけでもないのが、非常にもったいない。
事前情報無しの1回目と情報有りの2回目とで、評価が180度変わる作品
まず1期を見るのが必須です 忙しければ1話と10〜12話だけでも。2期は見なくても大丈夫。
で今作の話になるんですが、まぁ〜記憶を取り戻したたえちゃんがとにかく分からず屋で、初見で見てると「なんでこんなに話聞かんとやこいつ...!!💢」ってなってました
が、まさかの生前情報聞くと『いやそりゃそうなるわ!!!?』となって評価が大逆転。ゾンサガを知らない人でもたえちゃんが好きになる作品となります。
(これ2回見る前提で作ってたなMAPPAァ!???)
気付くと本当に構造として素晴らしいです。
ぜひ1回観に行ってちょっと期待外れの残念感味わってから、下↓の情報見て2回目を是非見に行ってください。この感動はこの『ゾンビランドサガ』という作品成分からでしか味わえません。
(以後ネタバレ)
おそらく生前の山田たえは、
「『自身の過失により』過去の自分のパーティの味方全員を全滅という形で死亡で無くしている。」
それも自身が先導した結果により。
過去の佐賀のとある記事に「女性グループ失踪事件」があり、その際にたえ自身も含め、親しかった仲間全員死亡していると思われる。(外伝より)
そのトラウマがあったため、たえはやけにフランシュシュのメンバーを突き放していた可能性が高い。(もう2度と仲間を失いたくないというトラウマにより)
が、それでも突っ走り、挙げ句の果てに生きて追っかけてきたさくらに救われ、ようやく過去の事件のトラウマに決着を付けることができた...というのが今回の話。
これに気付くと似た境遇でありながらも、だからこそ助けの手を差し伸べたさくら1号とたえ0号の関係やツーショットがとても尊いと思える関係性になる。
最後のライブではあえてそれを意識したカットシーンアングルや、車椅子を引く生前メンバーのとある細かい描写もあり、気付かないと分からないシーンが多い。
今作は『結果が大惨敗で、敗走するしかなかった前作主人公』と、『その子を含め、自身が立ち直れたからこそ助けの手を差し伸べ返し続けた今作主人公』との、美しい昔と今を繋ぐ物語である。
(1期のメインストーリーと似たようで全く違う形の、別の再起のストーリーが観れるのが今作である。)
フランシュシュにまた出会えただけ喜ぶべきか
アニメシリーズが大好きで続編を待ち望んでいましたが、自分には面白いと思えませんでした。以下理由。
1 ギャグが既視感あるしテンポが悪い
ゾンビランドサガの魅力の片翼を担うギャグパート。導入部はまぁいいとして、監獄パートのあれはなんなんですか?既視感のあるボケ、ツッコミの弱さ、テンポの悪さ…なんでしょう、このパート作っとけば見てた奴ら満足するよね的なやっつけ感が半端ないです。
2 巻き戻し演出
昔のTBSドラマであった木更津キャッツアイを彷彿させる演出。あれは本当になんでそこにブッさんがおんねん、てな感じで巻き戻されて説明パートになりましたが、今回の展開にいりますか?フランシュシュが来たり巽が来たり、別に驚きはないんです。むしろ既定路線。それをわざわざ経緯説明するのはくどいし内容に驚きもなかった。いらないでしょあれ。
3 たえとさくらの関係
たえが巽の先輩だと判明。すなわちさくらとも生前絡みがあったかもしれません。それが覚醒前のたえがさくらに噛み付いた理由につながるのでは…と思いましたが語られず。それはいいんです。ただアニメシリーズであったときは断片のシーンを挟んで観てる側に推測させてくれたんです。その断片もなしでは、最後のライブシーンやたえの変化のシーンで没入しきれません。消化不良でした。
4 宇宙人にフォーカスしすぎじゃね?
そこまで宇宙人に時間を割かなくていい。こちとらフランシュシュ見に行ってんねん。ゾンビィがアイドルやってるアニメで宇宙人なんていまさら驚かんしもっとさくっとできたのでは?バトルパートも2部に分かれててくどかった。あれ削ってライブを3曲やってほしかった。
なんだかんだ言いましたが、またフランシュシュに会えたことを喜ぶべきですし、ゆめぎんがの屋上で啖呵をきるフランシュシュやさくらと巽の生前の断片シーンでぐっとくるものもありましたし、今までの良さがすべて損なわれたわけではありません。
ただ全体的に曲の使い所やテンポが今まで観てきたゾンビランドサガと異なり違和感を感じました。フランシュシュがそこにいる佐賀県民になりたかったし、ならせてほしかった。
まさかの…。
TVシリーズはゾンビギャグアニメだったけど、2時間やるならシリアス路線。まさかのSF侵略物に。
ゆるいだらだらした雰囲気を期待していたけど、本格的なSF侵略物で初めから終わりまでやってくれたので、どっち付かずで散漫な出来にはならず割り切って楽しめました!
INDEDOYANSU DAY(ID3)
インデペンデンスデイのオマージュですね、ゾンビアイドルは佐賀も地球も救う!
どちらも好きな作品なので嬉しいです(*´ω`*)
マクロス7するのかと思ったけど普通に宇宙人とのバトル物になってて0号ちゃんが宇宙人の技術で覚醒して記憶も取り戻して大活躍!全体的にSFアイドルアクションアニメとなっています。
0号ちゃん覚醒時Liveの歌はソロパート無しでコーラスのみの参加かな?
0号ちゃんの伝説は結局の所、何かはよく分からなかったけど次回が有るならちゃんと証明して欲しいです。
琴ちゃわんセーラームーンから知ってるからソロパート聞きたかったなあ
皆、歌唱力あってすごいよね!劇場版のフランシュシュアルバム聞きたくなった。
Cygames presents 伊万里湾大花火は11/22
Cygames協賛の佐賀バルーンフェスタ10/30からです!
宇宙科学館「ゆめぎんが」は10/11からやってるよ!
さがすたいる万博体験会は9/28当日のみで終了、どうせなら9/28公開にして欲しかったかも^^;
作中の舞台でそれぞれリアルタイアップしてますねー
いつかホントの佐賀万博を夢見て皆で佐賀とフランシュシュを応援しよう!
ただただありがとう
4年待った。4年も待ったんだよ。マッパもそんなファンの期待にしっかり応えてくれた怪作を出してくれた事、先ずは大いに歓迎したい。
物語の基本軸は山田たえとさくら始めとするフランシュシュのメンバーの絆、佐賀への絆の物語。
構成はインディペンデントデイにアルジャーノンを足した内容で、佐賀への呪いによる宇宙人襲来とゾンビィ0号たえの覚醒、外伝で描かれた使命と仲間たちとの間に揺れる葛藤、ゾンビィバレを乗り越え海外SF小説『知性化の嵐』を彷彿させる佐賀県民の知恵と技術を結集しての一大反攻作戦で見せる佐賀とフランシュシュの絆、大役を果たし自我を失うたえとそれを包み込む仲間達の絆で彼女達は日常へ戻っていく。
多少の無茶な展開も、それがゾンビィじゃい!と受け入れるあのシリーズのノリがしっかり継承されているため、4年の流れを自然に受け入れることができました。
最後に、これは不満点ですが、謎は殆ど残されたままです。きちんと続編で解決してくださいね。
甘く見ていたが凄い映画だった🧟🛸
ほぼ初見ですが、往年のハリウッドSFの巨大航空母艦破壊もの×ゾンビ要素×ご当地アイドルを盛り込んだ、2020年代らしい凄い映画だと思いました。また戦車戦はありますんが、10年間ガルパン最終章に本当は期待していたものを、まさに観る事ができた気がしました。序盤で巨大母艦が上空を通過した際、地表に風が吹き荒れる様子と、人類への不気味な降伏勧告映像が良くて、期待が一気に高まりました。たえ©は三石琴乃さんだから強キャラなのかと思わせつつも、「石」を飲み込んだから全てを理解したり、また石の取り出し方も古典的なギャグ漫画風で良かったです。ラストのライブも、たえ©にとっては「国宝」(2025)の横浜流星さんを思わせて印象的でした。市民が協力して解決する運びも良かったですが、「佐賀なぞ滅んでも良い」と考える政府や米軍の攻撃シーンが欲しかったです。しかし、嫌な奴が登場しないのがシリーズの特徴の様に感じました。TVシリーズの劇場版、発展型として理想的で、所謂コロナ期に「諦めなければ終わりは始まりへ変わる」と只管願いを込めて、本気で制作したと伝わりました。ラストのライブはカメラが動きまくり、楽曲も良くて涙が出ました。鑑賞後にBest2作を聴きましたが、数々の曲も、自分達の事を歌っている様で、弱者への応援歌になっているのが最高です。Youtubeにある、「笑ってよかばい!」等のPR動画も、凝った企画で楽しめました。
今を未来をありがとう
アニメシリーズ1期2期を鑑賞して劇場版へ。
特典はポストカードとライブ優先申し込みコードでした。これは頭が良い。
アニメシリーズの魅力を劇場版スケールにレベルアップさせつつ、キャラクターの魅力やライブの迫力、笑いあり涙ありとてんこ盛りで超楽しかったです。
まさかまさか最期にウルっとさせられるなんて…。
今作の売りである、たえがバリバリ喋る様子も早い段階で見せてくれますしで余す事なく魅力を発揮していたのが強かったです。
色々あって佐賀で万博が開かれることになり、それに伴ってフランシュシュがSAGAアリーナでのワンマンライブ&世界生配信をやり、佐賀万博の宣伝も担って活動しまくるフランシュシュと佐賀の元に宇宙からの攻撃がやってきて〜とやりたい放題のシナリオもこの作品ならではだなという要素でした。
たえさんが宇宙船に連れ去られるまでは全然飲み込めるんですが、そこにあったド派手な石っぽいものをアイスだと思って食べたら脳が活性化して喋れるようになったところでメンバーと同じリアクションをしていました。
たえさんの設定がバンバン明かされていきますが、まぁたえさんだしなで全然いけますし、幸太郎との関係性も明らかになったりとで面白かったです。
身体能力がずば抜けて良いのもあって、宇宙人にバンバンミサイルをぶちこんでいく姿がカッコ良すぎて、なおかつ三石さんボイスがキレッキレなので最高でした。
そこから宇宙人に対抗するためにたえさんが宇宙船へ向かうという話になり、一般人にゾンビだという事がバレたフランシュシュと離れ離れになってしまう…と思いきやめっちゃカッコいい登場でゾンビ無双を始めるフランシュシュが頼もしかったです。
佐賀をあげての宇宙人対策で音楽をトラックで流しまくったり、気球を飛ばしまくったりと絵面的にもド派手でワクワクしっぱなしでした。
バトルシーンの遊び心もこれまた素晴らしかったです。
ガンガン殺陣で攻めていくゆうぎりはクールビューティーですし、電気ショットで攻めるWアイドルの愛と純子のコンビネーションも良いですし、ウニョウニョする操縦桿に手を突っ込んでロボを操りまくるリリィには感服ですし、たえさんは歴戦の猛者のかっこよさが活きる銃撃ですし、さくらは可愛かったです。
終盤の盛り上がり方は最高潮で、笑いもぶちこみつつも、これまで築いた関係性をより深いものに持っていくという完璧な盛り上げ方で思わずガッツポーズしてしまいました。
そこからのライブシーンもど迫力で、リアルライブを観ているんじゃないかと思わせてくれるくらいのカメラワークとダンスや歌唱、たえさんのリミッターと
ラストシーンでたえさんがさくらの頭にかぶりつく、最高のオチでした。
いつも日常的にやっていたことがここに来て沁みてくるってのがらしさ全開で良きでした。
圧巻のストーリー、圧巻のアニメーション、圧巻のライブ、これを見せられちゃうとリアルライブにも行ってみたくなったので速攻申し込んじゃいました。
またアニメも巡回したくなりましたし、ゾンビランドサガ最高!佐賀最高!
鑑賞日 10/24
鑑賞時間 12:10〜14:20
ゾンビィ×エイリアン
本当にタイトルのままの内容でした。
擦られまくった宇宙人侵略というプロットをソンビランドサガでやっただけという感じ。
「細かいことはいいんだよ」というノリだったテレビシリーズに比べ、宇宙人への対抗手段が比較的理屈がつけられてたのが逆に拍子抜け。
そこに尺を取られたせいで、ここまで引っ張った山田たえの記憶が戻るというイベントがせわしない中片づけられたのが残念でした。
ただ久しぶりにゾンビランドサガのキャラクターが躍動する姿が見れたのは良かったです。
これを機に1期から見返そうと思います。
あと劇中歌はどれも良かったです。
特に最後のライブシーンの演出は映画らしく派手で素晴らしかった。
これぞ、ゾンサガ!! 懐かしいこの感じ!
アニメ復習してから鑑賞。
まぁこの作品は初見の人は見ないだろうけど、始めにこれまでの経緯?的な(1期、2期)の簡単な説明あって懐かしく見る人にも助かる始まり方。
万博で世界配信ライブもすることになったフランシュシュだったが、佐賀が宇宙人に襲われ地球滅亡?になったところで山田先輩の覚醒!佐賀みんなと協力してゾンビィの力で宇宙人をぶっ飛ばしライブをする話!
書いてて訳わかんなくなる内容笑。
今まで、ゾンビ以外は比較的リアルだった気がするけれど、宇宙人とか来てカオスに。そこの説明もあやふやで疑問点は多々あるけれど、そこが逆にくどくなくて良き。ギャグ、シリアス、笑い、感動、クスクス出来るところなど見ていて飽きずに気づいたら終わっていた!
求めていたゾンサガを綺麗に映画化してくれた!ライブパートも良かったし完成された作品だった!
もう少し詳しく語りたいところはあるけれど、是非アニメで面白いと思った人は見て欲しい! 最高でした!
客入りは寂しいけど見て損はない
事前情報を全然入れずに行ったので
コメディ色なしの唐突なエイリアン侵略で度肝を抜かれた
孤立した絶望感や対話できない異形生物に対抗策を練っている姿を眺めていると
正しいゾンビ映画を見ている感覚になった
この作品の場合ゾンビが主人公側なのだが•••
宇宙船侵入の際の伏線の回収と映像美は見事の一言
惜しむらくはそこが映画のピークで
あとは間延びした展開となってしまったこと
会話もできないし目立ったラスボスもいないという敵との戦闘はメリハリがなかった
テレビ版より展開は重めなもののテレビ版のコメディ色はしっかり残しており、見て損はないと思う。
深夜とはいえ公開週の都心映画館の客入りが20人もいなかったのを見てもったいないなぁと感じた
佐賀フロンティア
相変わらず、前作との間に数話分にはなりそうなエピソードを消化するゾンサガ。笑
今回は予告の通り伝説の山田たえ回で、どこまで想定して三石さんをキャスティングしてたのか…
序盤は万博アンバサダーとしての活動。
わちゃわちゃした中で、背景でも各メンバーが“らしい”行動を見せてくれて楽しい。
しかし早々に異星人襲来からの山田たえ覚醒で急展開、物語は一気に加速する。
コメディ(サキの逆噴射には爆笑した)はふんだんに、シリアスは重くならない程度に挟まれる。
この辺のバランスと、何より曲の使い方が最高。
TVシリーズのOP衣装が回収されるのは知ってたが、まさか曲まで合わせてくれるとは…
『REVENGE』も、2期1話から最終話、そして今回と歌詞の意味がどんどん壮大になってきた。
ベタも折り込みながら、ゾンビであることを活かした展開も見事。
気球を使ったら熱を発しちゃうだろ、ってとこは気になったが、あとはコメディの範囲で。
戦い方も、特技や過去のエピソードを使ったもので、ムリがない。と思う。
さくらと山田たえの関係性もよかったが、まさかマモのふざけた泣き演技で涙腺が緩むとは…
アイアンフリル以外は総出演という感じで、まさかの吉野警官が大活躍。
絵だけでもいけそうな出番なのに、花澤•田村•堀江もちゃんと声付き。
最後のライブはCGの違和感など一切なく、素晴らしい演出で熱くなれた。
山田たえのソロ曲がなかったのは残念。
彼女についてもまだ謎だらけだし、乾くんの件などもまだ残ってるので、是非3期を。
ウルッときた
ストーリーは賛否両論あるようですが、タイトルに「サガ」とあるくらいなので問題なく受け入れられました。ライブシーンについてはオープニングからテンションMAX、歌の効果も相まって何度も目頭を熱くさせられました。とくにTV版のある曲で使われていた衣装がフラグ回収されたのはかなり熱かった!また観に行きたい。
たえちゃんに花束を
伝説の山田たえ回。
エイリアンの不思議パワーストーンでたえの意識が覚醒する。
覚醒したたえちゃん、エイリアン相手に獅子奮迅の大活躍、モンスターハンター。
でも、さよならの時は近い。
さいごのステージ、すこしでもみんなといっしょにいたい、たえちゃん。
おねがいがあります。じかんがすこしあったら、あるじゃーのんのおはかにおはなをあげてください。
どうかどうかおねがいします…。かぷっ。
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