「もうひとつのチェンソーマン」ゾンビランドサガ ゆめぎんがパラダイス bando-8さんの映画レビュー(感想・評価)
もうひとつのチェンソーマン
テレビシリーズで不意にも感動してしまったので、映画もと思いみんとす。
さて、佐賀で万博が開催されるパラレルな現代において、インデペンデンス・デイの宇宙人が佐賀を襲撃します。
この宇宙人の母船が、なぜかインディージョーンズ2の村から盗まれた奇跡の石を動力源にしていて、佐賀の人々はプレデターのシュワちゃんみたいな戦い方をするし、駐在官はダイ・ハードのパウエルみたいになります。
でなんやかんやで、アイドルとなったゾンビたちと宇宙人が丁々発止の大立ち回りをするのですが、なんとか自我を保とうとする山田たえの唐突なモノローグにより、謎の感動のうちに締めくくられるものすごい映画になっています。
終始、俺はいったい何を見せられているんだとか、俺はいったいこの年齢で何を見に来たんだとか、さすがにちょっとこのギャグはつらいなとかなんかいろいろ自問自答はありますが、全てに理由があるし、すなわち全てに理由などないのです。ただ、90年代バカハリウッド映画ネタが随所にちりばめられていて、なんかマッパはそういう呪いにかかってるのでしょうか。
とにかく、涙を流すとか、笑いが止まらないとか、そういうわかりやすい感動ではなく、どしたらいいかわからない感情を自宅に持って帰って深く頷きたい人にはオススメできる映画だと思うのです。
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