「地元フィーチャーアニメ、推しは推せる時に推すべし」ゾンビランドサガ ゆめぎんがパラダイス Geso_de_Nyoroさんの映画レビュー(感想・評価)
地元フィーチャーアニメ、推しは推せる時に推すべし
自分がガルパンおじさん〝ガルおじ〟から、デスメタルおじさん〝デスおじ〟になったのは、『新型コロナ』が中国・武漢を皮切りに世界中でパンデミックが始まるのと同時、2019年末。ソレまでは自営業でクリエイティブの仕事してましたが、その後どうなったかはご想像どおりです。今では人手不足業界で低賃金労働に励んでいます。
2018年に衝撃的かつ画期的な内容で登場し、いわゆる〝色物アイドルアニメ〟としては異例の成功を収めた本作。バンダイ作品の『ラブライブ!』『アイマス』を追うか並ぶかの如く2期を経た今回、ついに劇場アニメが公開されました。
これまでのアイドルアニメや〝御当地〟アニメは、その難しい舵取りゆえ、なかなか巧くいかない作品も少なくなく、本作も当初はどうなる事かと懸念していたものです。ましてや奇をてらった企画は成功に結びつかない前例が幾つもあり‥‥。
ですがそんな心配をよそに、何〜ンもない佐賀の中の〝何か〟をココまでしっかりと、そして緻密に作品へと落とし込み、一連のストーリーとして昇華させた MAPPA はじめ、avex pictures、Cygames 各社の力量を示した秀作と言える仕上がりになりました。
さらに、企画の軸の柔軟さが功を奏し、単なる王道アイドルアニメにとどまらず、そのストーリー展開は幅広く、かつ突拍子もないほど予想外の展開を見せてくれます。その〝何番煎じ〟という評価を寄せつけない完成度こそが、本作のオリジナリティであり、最大の魅力であると言えるでしょう。
そこで、推しのポイントや高評価の内容は既に出尽くした通りなので、同じ内容をなぞるのは些か無駄なので個人的に思いついた事を述べます。
まず、ネタがイヤにタイムリーだったなぁと。
大阪万博に重なる様に佐賀万博を重ね、高市総理の様なイメージのキャラとか(あれは内閣危機管理監だけどw)。コレが大串・原口両議員でなかったのはアレですw(野党ですし・山口知事は出ればよかったのにw)。
それに侵略宇宙人が宇宙人らしくて、セーフガードの様なキモさが迫力満点w。また、県民も知らない様な佐賀のレアスポットを(何も無いから?w)抑えてくるのは、自虐を超えてむしろ興味をそそります。
そして更に個人的な話。内容にニッチでマイナーな要素を組み込んだなら、ぜひ『カックンちゃん』と『まほろちゃん』にも触れて欲しかったかなw(レア過ぎだけど)。
また、趣味のアニメ映画鑑賞がようやく復活できそうだったのに、またしても休みが取れず、封切りから2週間も経過した今やっと鑑賞できた事の残念さは、筆舌に耐え難いものがあります(上に述べた通り人手不足業界の所以)。そして、無作法な観覧客の影響を抑える意図で、敢えてレイトを選択したのに、またしても居ましたマナー違反客(スマホを鳴らした。コレも田舎だから?)。
でも前売り券がまだ1枚残ってるので、次回こそは集中して鑑賞したいものです。
極めつけは、佐賀県民には本作が〝知る人しか知らない〟存在であること。
自分の勤め先の本社は唐津市にありますが、当コンテンツに全く無関心で社員も殆ど存在を知らない様子。サスガにガルパンの『大洗町』とは自治体の規模が違いすぎるので比べるのは酷ですが‥‥。一方の『ロマンシングサガ』との競合は多分影響ないですよね、ソレはソレ、コレはコレですので。
そんな訳で、数年前から待ち望んでいた劇場版を、後数回堪能する予定であります。それと、2.5次元ライブに三石サンついに参加解禁するかなぁ?ww
(※表題は、佐賀県の書道家・江島史織氏より引用)
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