「もはや漫談電子紙芝居の域」四畳半タイムマシンブルース ONIさんの映画レビュー(感想・評価)
もはや漫談電子紙芝居の域
面白かった。昔やってた四畳半神話大系のアニメは観ていた。この企画小説や舞台?は観ていなかったが。
タイムトラベルものでは観客を置いていかざる得ないことになる説明も、この手のアニメなら文章表現の隙間を埋めるためにうまく利用でき、あろうことか説明のためのシーンも声優の芝居とキャラを使った図解のようになり、音楽もまったりと乗りとてもイキイキとする。
ということで、漫談紙芝居を観ているようでいつまでも楽しんで観ていられる。そして濃いキャラクターの中、突如現れたタイムマシンを巡り小さく壮大な騒動が繰り広げられ、縦軸の主人公の明石さんへの恋物語としてもとてもうまく集約される。
夕方の鴨川の気持ちの良さたるや。
なんだか自分の若い頃楽しんでたものをいろいろ思い出した。楽しかった。
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