「【”時を駆けるクーラーのリモコン・・。”脳内フル回転で鑑賞した、京都青春タイムループラヴストーリー。”私”の苗字は、絶対に”田村”である、と私は確信しながら劇場を後にした。懐かしいなあ、京都・・。】」四畳半タイムマシンブルース NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”時を駆けるクーラーのリモコン・・。”脳内フル回転で鑑賞した、京都青春タイムループラヴストーリー。”私”の苗字は、絶対に”田村”である、と私は確信しながら劇場を後にした。懐かしいなあ、京都・・。】
ー 京都の夏は、暑い。灼熱地獄と言って良い。そんな中、出町柳付近にあるオンボロ下鴨幽水荘にたった一台だけあったクーラーのリモコンが、飲みかけのコーラに浸り故障した・・。
”私”は突如現れたヘンテコなタイムマシン(形状が、畳上の上に座椅子が設置されているという気の抜けた代物・・。)に乗って、前日に戻り壊れる前のリモコンを持ってくることを思いつくが・・。-
◆感想
・キャラクターの独特なデザイン(特に、小津と、樋口)が、「夜は短し歩けよ乙女」を彷彿とさせる。
・特異な設定にも関わらず、クーラーのリモコンを追って、タイムマシンに乗って右往左往する”私”達の姿が面白く・・。
ー この辺り、脳内フル回転で面白く鑑賞する。そうか、あの辺りって大正時代は沼だったんだ・・。という事は、下鴨幽水荘は下賀茂神社より北部にあるんだな・・、などと関係ない事まで考える私。-
・そこに現れた25年後からやってきた、田村くん・・。彼がタイムマシンを持ってきた事が判明する。
ー 何故にやって来た?-
・そして、”私”が突き止めホワイトボードに書いた、クーラーのリモコンの行き来の図。
ー 成程ねえ、論理破綻してないね・・。-
<そして、”私”は念願だった映画研究会の明石さんに、”五山の送り火”を一緒に観る事を了解してもらう・・。
で、恋の行く末は・・。
”私”の苗字は、絶対に”田村”である、と私は確信しながら劇場を後にしたよ。
面白かったなあ。>
“私”が田村なら、「どこの馬骨野郎」とはならないはずですし、「田村は偽名」と本人から語られていました。
無粋なツッコミではありますが、一応。
まぁ、“私”の未来が薔薇色であることは、締めの一言で間違いないですが。笑