「そこに愛はあるんか?」MONSOON モンスーン 葵蘭シネマさんの映画レビュー(感想・評価)
そこに愛はあるんか?
政治的な理由でベトナムからイギリスへ亡命した男性。
亡くなった両親の遺骨を祖国へ戻すと共に、自身のルーツを辿るという物語。
あらすじと予告編はかなりエモかったのだけれど…
両親や自身のアイデンティティに対する想いや行動が、どうにも薄〜く描かれているようで、一向にエモくない…
それに加えて、このストーリーに同性愛を持ち出す必然性があったのかなぁ…
相手が、亡命の一端となったベトナム戦争の敵国であるアメリカ人というのが味噌なんだろけど、どうもイギリス出国前からマッチングしてたみたいだし…
ハノイでのワンナイトの相手といい、そこに本当の愛情があったと感じられない所為もあって、あの長〜い絡みのシーンはとても鑑賞に耐えられず目を瞑ってやり過ごすしかなかった…
私の性的マイノリティへの理解が足りないのだろうか…
正直、とてもとても不快だった…
6歳まで交流のあった友人やその家族の、主人公に対する何か喉の奥に引っかかったような表情もモヤモヤして…
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