青春墓場のレビュー・感想・評価
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暴力の抽出先
ネットのサイトで、監督が(何本も商業映画を撮っていた時代)、生活の為ショッピングモールでのフードコートにて清掃バイトをしていた時のエピソードを拝読した 汗だくで働いていた時に、モールの関係者らしい上の人間に声を掛けられ、「映画監督なのか?」と問われた 言い方といい表情といい、怪訝で何か悪意のあるその態度に、監督は言葉に言い表せない感情を拭うことが出来なかったとのこと その想いを吐出す活動が自分にとっての"映画制作"なのだと締めていた
きっかけやモチベーションは多様であり、しかしその気持を具現化することは途方もない能力と労力が必要である 誰でも出来るような事ではない ましてや自分のような対極の立場からすれば"神"の立ち位置である
"映像"として表現する ありもしないことをでっちあげる これ以上の行為は、言われたことさえもできない私は思い当たらない・・・
外観はアンティーク
冒頭の喧嘩シーンのリアルさに目を瞠った。
しかし、本編がそことまったく絡まないまま進むので、あれが過去なのか未来なのか、モヤモヤ。
(結局どうでもよかったワケですが…)
前半パートは演技も非情にリアルで、程よいコミカルさやどう転ぶか分からない話運びに惹き込まれた。
コワモテながら断りきれない性格の坊主のキャラも好き。
死にかけた直後なのに、色々と元気。
自分を殺しかけた相手が帰ってくるかもしれない家を訪ねるのには違和感があるが、不自然さもそのくらい。
それなりに輪郭が整ってきたあたりで、衝撃的な出来事が起き、後半へ。
ここまではよかった。
後半も、それ単体で見れば悪いところはない。
押しかけ女房の強引さや、浮気男の身勝手さを描きつつ、一風変わったラブストーリー。
しかしこれが、中途半端なところで唐突に終わる。
男は助かったのかをはじめ、前後半それぞれのその後は丸投げ。
途中で電源落とされたような印象で劇場を後にしました。
これだったら、順番入れ替えた方がよかったんじゃなかろうか…
ゾンビのクオリティが無駄に高かった。笑
そんな程度なヤツのなれの果て
鬱屈した日常を過ごす高校生と、彼の住むアパートに引っ越してきた隣人の悲劇。
中華料理屋で働くハゲマッチョにパートのおばちゃんが高校生の息子がいじめられているのではと相談されて巻き起こっていくストーリー。
飲み屋で輩に絡まれるハゲマッチョから始まって、タイトル前のブラックアウトまでやべーやつ!と思ったら、あれ?逃げてます?w
そしてそこは本編とは関係ないんかいっ!
先輩にいいように使われれうだつの上がらない少年と、巻き込まれたハゲマッチョ…からの悲劇は、情けなさMAXな方向に向かうというやり切れなさと苛立ちと、となかなか良かったし、そこからのバックストーリーも判らなくはないけれど、あまりにもな出来事の後で一からというのはちょっとダルいし、インパクトが足りなくて物足りず。
もう少し並行して進行させるとか、それよりもハゲマッチョとか少年とか父親とかそちら側のその先をもう少し拾うとかして欲しかったかな。
そう言えば、みえていたのは死にぞこないの…的なヤツってことですかね…。
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