「美しい狂気と悲劇」マクベス まだまだぼのぼのさんの映画レビュー(感想・評価)
美しい狂気と悲劇
戯曲の映画化ですが、舞台を見たような感覚。詩の朗読のような台詞回しや奥行きのある画作りなど、細部まで緻密に考えられた演出により、美しく重厚な作品になっています。
シェイクスピアにも舞台にも不慣れなため、個人的にはなかなか難解でしたが、魔女の予言に侵され道を踏み外していくマクベスの狂気は、愚かで美しくて凄まじいもので、圧倒されました。
世界観と雰囲気に酔いしれる105分。アカデミー賞ノミネーション、納得です。
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