復讐は私にまかせてのレビュー・感想・評価
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【ムッチャ、不思議テイストのアクション&エロティック&バイオレンス、インドネシア映画。珍しいモノを見たなあ。】
■1989年、インドネシア。
喧嘩に明け暮れるアジョ・カウィルは、クールで美しく男顔負けの強さを持つ女ボディガード・イトゥンと決闘の末に恋に落ちる。
イトゥンはアジョから勃起不全の原因となった秘密を打ち明けられ、愛する夫のために復讐を企てる。
◆感想
・という内容のストーリーなのだが、何処かノンビリとしており、一方で16ミリフィルムで撮影したからか、手作り感が満載である。
・妙な所で、エロティックなシーンが挟み込まれている所も、コメディの様である。例えば、部屋の中にある水槽で飼っているミル貝が、ペニスの様な水管を水面に出して、水をぴゅぴゅっと出しているシーンなど。なんだこれは!
<何処か、昭和の日本映画の様でもあり、タランティーノ監督の映画の雰囲気も漂わせた映画である。
一番驚くのは、今作のフライヤーに記載してある”第74回ロカルノ国際映画祭最高賞受賞!”と言う惹句である。で、調べたら本当だったよ。マジっすか!>
変な映画
業と愛の話
シラット出てくるって言うし《ザ・レイド》のイメージかなと思ったら違ったね。
深く愛し合っているのに、肉体を交わすことができない。そこで生じてしまう業。人間ってそういうもんだからしょうがないんだよ。それでも愛。
ストーリーはけっこう無茶なの。訳が分からない。
そのぶっ飛ばし方がいい気がすんの。
ラストに向かっていってね、ハッピーエンドになりそうな感じなんだけど、この話でハッピーエンドはないだろうと思って観てて、納得の終わり方だったな。バスっと切っちゃうのもいい。
面白いのでパンフレット買ったら、コメントを寄せているのが深田晃司監督、斎藤工、仲野大賀、伊澤彩織の四人で、この顔ぶれで「面白そう」と思った人は観たほうがいいよ。
沈黙の鳥さん
猛者と呼ばれるED男アジョが採石場の男レベさんにクンロクを入れに行ったら、護衛の女イトゥンと格闘になり互いに恋に落ち巻き起こる話。
ラジオに歌をリクエストしてアピールしまくるイトゥンに1度は会いに行ったけれど自信がなくて逃げ回るアジョに、ゲンブルおじという男からマチャンという男を消すよう依頼されてと展開していくストーリー。
あらすじ紹介には結婚後に引き受けた様な書かれ方していたけれど、順番は大切です。
突然良くわからない人物が絡んできたり、話が割愛されたりして、補完しないといけない場面が多々あるというのもあるけれど、コメディ?というぐらい話し自体が結構ぶっ飛んでいて色々先が読めません.
まあ、設定そのものは間違いなくコメディじゃなきゃあり得ないけれどw
そして気付いたら殺し屋映画ですか?殺ったらちゃんと服役してるけれど。
散々黙って時間を飛ばしておいて、終盤になって急に丁寧に時間軸の字幕入れ始めるという親切をみせてくれたり、ちぐはぐなつくりもご愛嬌。
真面目にみたらおふざけとしか思えないけれど、物語自体はしっとり哀しくそしてやり切れない何とも不思議な作品だった。
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