「人を裁くということ…」炎の裁き ケイさんの映画レビュー(感想・評価)
人を裁くということ…
クリックして本文を読む
私は死刑廃止論者ではないが、映画にあるような冤罪の可能性がある限り、極めて難しい問題だ。ラストに向け、ドラマチックな逆転劇があると思いきや、非常にやるせない、やりきれない気持ちになった。新たな証拠、新証言がこれだけある場合、立ち止まって再調査するべきではないだろうか。間違いを認めることは州としても大失態なのだが、それでこそ司法の正当性が保たれることだと思う。専門家でもないエリザベスの執念、何が彼女を突き動かしたのか、下半身不随になってしまったのは全くもって不幸だし、彼の最期に立ち会えなかったのも、何かの因果なのか。心にズシッと来る映画だった。
コメントする