「因果応報」ナイトメア・アリー Apollōn_mさんの映画レビュー(感想・評価)
因果応報
ギークを見たとき、最後は誰かがコレになるのかな、、、と、咄嗟に思いました。
見せ物小屋は、私が子どもの頃のお祭りなどでもありました。ここまで乱暴で、非人間的な扱いは、もちろんされていなかったと思いますが。白装束の傷痍軍人の方が、物乞いのような事も、、、
今は撮影の時も、倫理規定とかあるだろうから、鶏もまさか食いちぎられてはいないと思いつつも、私は目を伏せていました。
昔の映画で、夥しいウサギの死体が映されるエル・トポみたいなのは、もう作られる事は無いでしょう。でも、鳥インフルの事とか思うと、現実の方が怖かったり。
儚すぎる命。殴られて、ピストルで、車で、自らたち逝く人も。
埃っぽいクラッシックなトーンの中、主人公は悪夢の小路へと堕ちて行きます。それは、身近な人達を大切にしないから。かつて自分がそうされていたから?でも、サーカス小屋の人達は、粗野であっても互いを思い遣ってもいた。
ギークは、、、誰か1人は犠牲にならないとバランスは取れないのかな。「オメラスから歩み去る人々」のように。
ケイトやトニ・コレット、ルーニー・マーラーがあまりに美しく、魅力的に撮られています。
共感&コメントありがとうございます!
実際、自分の父親がアル中みたいに酒ばっかり飲んで・・・そんなこんなで自分は禁酒することができました(笑
そんな立場になると共感ポイントが多くなりますね=
コメントありがとうございました。
観客の想像に任せる作品の答え合わせは不要ですね。
観た人がどう感じるかをこのような場で書いて、なるほど、そんな見方もあるのか、と思うのが良いんですよね。
いずれにせよ、色々と教えていただきありがとうございました。
ルーニー・マーラが深津絵里よりも吹石一恵の件、ごもっともだと思いました。お金持ちと結婚して、映画やドラマには出て来ない吹石一恵。ハッピーフライトでの輝きは永久保存版だと思います。