「メンタリストの危険な賭け」ナイトメア・アリー bionさんの映画レビュー(感想・評価)
メンタリストの危険な賭け
主人公のスタンは、序盤から破滅の予兆というよりも破滅フラグがバンバン立つ。あのトニ・コレットに悪い運命を告げられたらヤバイ。因果応報となるのか、運命をものともせず成功するのか。
トニ・コレットやウィレム・デフォーもインパクトがあったんだけど、ケイト・ブランシェットに全部持ってかれたね。あの妖艶な姿と正面で向きあったら魂を抜かれそう。
大道芸と複数の見世物小屋がジョイントして巡業する形態をカーニバルというのかな。いかがわしさと猥雑さが入り混じった異世界の雰囲気がプンプン漂ってきて、あっと言う間に物語に引き込まれてしまった。
メンタリストは詐欺師と思え!
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Apollōn_mさんのコメント
2023年6月13日
私もケイト・ブランシェットにあのように演じさせたくて、監督さんはこの壮大な仕掛けの映画を撮った?
とすら、初め思ってしまいました。
女性が皆、良かったです♪男性は引き立て役、、、だったのかな。
NOBUさんのコメント
2022年3月30日
今晩は。
”ケイト・ブランシェットに全部持ってかれたね。”
同感です。
けれども、個人的には胡散臭く成功して、挙句、破滅していくスタンを演じたブラッドリー・クーパーの演技が印象的でした。
どう見ても、彼にとってのエンジェルになる筈だったルーニー・マーラ演じるモリーを蔑ろにした結果の、あのラストで見せた因果応報を受け入れる自虐的な笑いの凄さ。
ブラッドリー・クーパーの”眼”は、以前(「アメリカン・スナイパー」辺り)から口角を挙げていても笑っていない狂気性を帯びていると思っています。
では、又。