「迷ったらこの一本といえる脱力感と濃厚筋肉コメディ」KAPPEI カッペイ たいよーさん。さんの映画レビュー(感想・評価)
迷ったらこの一本といえる脱力感と濃厚筋肉コメディ
何かご飯作るのが面倒くさかったから二郎系の冷やし中華を買った。なら映画も濃くなくちゃってことで観た。面白いけどオチが場面ごとにある訳じゃないのでダラッと見える。そこが惜しかった。
良い歳したコッテリ肉厚俳優の躍動が話題になっていた本作。ホントに凄いのはその筋肉…。でもあるけど!やっぱりその吹っ切れ具合!そりゃまあビックリも何の。違和感とかまるで無いのは、その吹っ切れ具合の賜物。隅から隅まで有り余るギャグ線は二郎系並みに濃くてお腹が満たされる。良くも悪くも漫画に準じたのだろうけど、やっぱり2時間に詰め込むとこうもなるよなと…。ダレては無いのは徳永友一氏のセンス。それは凄いし褒めておきたい。
その一方で、先述の様にオチが見つからないままズルズル行くので物足りない。面白いけどダラケてくる。おっさんのセクハラ志向から来る描写も多いので、そこもなんだか。オチもビミョーだったのでねぇ…。
主演は伊藤英明さん。そう、デ・オウです。ほぼ筋肉と一緒。肉々しい姿が次第に渋滞してくる様もまた面白い。西畑大吾さんが振り回される感じがまた合ってる。キャストの濃さも全振りしてる。浅川梨奈さんと倉悠貴さんの配役もハマっていたし良かった。
TBSが制作する本気ぶり。サクッと観れるのでぜひ観てほしい。
コメントする