「上白石さんが可愛い」KAPPEI カッペイ レントさんの映画レビュー(感想・評価)
上白石さんが可愛い
疲れてるときに脳みそ使わなくてもよさそうな感じの作品だったので配信にて鑑賞。
ノストラダムスというおっちゃんが自分が死んだ遠い先の未来に人類は滅亡するという、信用性を担保しようもない無責任な予言を信じて日々鍛錬を積んできた男たち。しかし、予言が外れたのを機に、って、もう少し早く気づけよ。1999年からどんだけ過ぎてんだよ。それにしても五島勉は罪深いな。
待ちに待った終末が来なかったことにより、この世界での己の存在意義を見失った、そんな男たちがこの現実社会でどう生きていくかを模索する人間ドラマ。ではなくて、要は北斗の拳みたいなキャラクターたちが実際の社会にいたら面白いだろうというノリだけでつくられた作品。
作品としてはせっかくの特異なキャラたちを生かしきれておらず物足りなさが残った。ラブコメ要素をもう少し減らして、キャラの濃い男たちの戦いやギャグ、アクションをもっと連発して、悪乗りするくらいの方がよかったかな。チャウ・シンチーの「少林サッカー」とはいかないまでも、もう少し面白くできたんじゃないか。
「恋」、「失恋」、「先輩マジック」などなど修行中のお師匠様の教えの言葉がいちいち回想されるパターンが面白かったので、最終的にお師匠様が勝平たちの目の前に現れてあの教えをたれてくれたりしたら面白かったかも。
まあ、ラストはきれいに決まったから、終わり良ければ総て良しで。それにしても本作の上白石さんは小動物みたいでとてもかわいい。自覚のない小悪魔といった感じ。
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