ドーン・オブ・ザ・ビースト 魔獣の森のレビュー・感想・評価
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予想に違わず
わが師のひとり光瀬龍氏が「推理小説もSF小説も、序盤ではどんどん風呂敷を広げていく必要がある」と言いました。
続けて「推理小説は後半で風呂敷をきっちりとたたまなければならないが、SFは広げっぱなしでもよい」と言います。
ホラーも広義のSFだとすると、風呂敷は広げっぱなしでいいことになります。
なぜ、ここにゾンビがいるのかとか、細かいシチュエーションは二の次にしていいということです。
お化け屋敷にも、ストーリーはありません。
この手の映画では、リアリティを追い求めるよりも、アクションシーンに注力することとなります。
イントロはかなりいいので期待したのですが、予想に違わず、中盤からはグダグダになります。
最後はもっとグダグダになってもよかったのではないか、と思われますが、強引にまとめています。
ただひとつ、ストーリーで気になったのは、朝一番で自分達の置かれている危機に気づいた残されたメンバーが夜まで何の策も立てなかったというのは間抜け過ぎると思いました。
大学の先生も、この道一筋に研究しているには、間抜けだし、10年も恋人の仇を狙っている男も間抜け。
間抜けのオンパレードでは、緊迫感が殺がれた思いがしました。
何となく、痒いところに手が届かないもどかしさは残ったものの、すべて予想を裏切らないB級ホラームービー。痛快でした。
あなた達モルガンビーストでしょ!?
有名なUMA、ビッグフットを探しに来た一行が、辿り着いた森の中で出会ったのは…といった物語。
ビッグフットと言えば、ネッシーやチュパカブラ、シーサーペントと並んで超有名なUMA(未確認生物)の一種。パターソンフィルムで有名ですね♪
…と、UMA好きなワタクシ、さっそく話が脱線しかけてますが、例えC級作品だったとしても、これは見逃すことのできない作品‼(寧ろそこが良いのか…?)
だって、ビッグフット探しに行ったら更なる謎の怪物に遭遇し…って、贅沢すぎて観に行かないわけに行かないでしょ(笑)!!
と言うことで、ビッグフットの他、更なる未知の怪物、そして謎の男も現れ、3方向からの危険に晒されながら森の中で行き場を失う皆さん。未確認生物学専攻とか、大学でそんなんあったら是非やりたかった。
何となく開始すぐでビッグフットの本作での立ち位置について予想がついたかな。カッコ良かったけど…、そのあと一歩先も観たいのよ‼
ストーリー的にも、数々の描写的にも、あんまり評価が高くないのは予想通りだけど、個人的には決して悪くない作品だったかな。
ビッグフットの動きも、着ぐるみ全開というか、昔懐かしい特撮を観ているような気分になったし、画面内で笑うイザベルとか、ちゃんと怖いシーンもあったし、何よりクリス、滅茶苦茶応援したくなるタイプの主人公だったw豆知識の話の滑り具合とか、愛らしい(笑)
それでいて、絶望的な状況でも闘おうとする意志を見せるまでに成長したしね。お気に入りキャラです。
久々に平日に2本映画を観たが、二件目居酒屋ならぬ、二本目に見る映画としては長さ的にも内容的にも丁度良い感じがした。
CMが一番面白かったの巻
映画館でCM流れてて、「おお!クリーチャー三つ巴か!やばい匂いがするけど面白そうかも?」と観てみました。
なんだろう。どのクリーチャーもどのエピソードも中途半端だったので、なーんとなく観てたら終わった感じでした。
折角ならもう10年後の設定で、2を撮るくらいの心意気が見たいところ。
待ってまっせ~!
懐かしき80年代B級作品テイスト
大学生だった80年代後半の頃、「ぴあ」などの掲載情報を参考に見まくった、当時のB級映画を彷彿とさせてくれる作品。
着ぐるみのクリーチャー、使い回しだと分かる露出した内蔵の特殊メイク。
予算が足りなかったのか、最後まで映らないビッグフットの全身など、CGが当たり前の時代に、この手作り感が懐かしかった。
何か「カメラを止めるな!」を観ている様な感覚で、楽しめた。
こんなもんとは思ってたけれど…
悪霊とビックフットと人間交えてみたけれどどれも立ち位置がはっきりせずで展開に無理あり。ビックフットと悪霊達がバトルしちゃうと森の主争い。そんなの今更勃発しても、って感じになるなー。B級映画の主人公いろいろ登場で期待したけど半端な仕上がりだったかな。
ビッグフットホラーってなんだよ!
ポスターに「ビッグフットホラーの最高峰!」とありますがそんなに本数観たことないよ!自分の中で今年度ワーストノミネートの「食人雪男」を考えると今作もどうせポスターのクリーチャーは出てこないんだろ?とハードル下げまくって鑑賞。
うわあ、2種類のクリーチャーの顔上部と下部を切ってくっつけてるポスター斬新!
冒頭で分かるので書いてしまいますがビッグフットと悪魔がどちらもいる森に大学の研究の為ノコノコ足を踏み入れて大変な事になる話です。
「食人雪男」のようになぜいるのか説明しようとして中学生の考えた設定になってしまったのと対称的に「知らん!なんでか昔からいるの!」と開き直ってただただ襲ってくる潔さでマシに観られました。
襲われる時はほんと一瞬で尺もないから仕方ないかなと思いましたが、せっかくの三つ巴戦の設定なのに実際はそうでもなかったので(スカッとカタルシスは感じましたが)
ちょっともったいないかなと思いました。
見えざる森
アメリカ北東部のビッグフットが生息すると噂される山林地帯に未確認生物学の実習にやって来たグループが襲われる話。
1985年から行方不明事件が200件もすると共に、ビッグフットの目撃情報が頻発する地域の小屋ににやって来たカップルの女性が連れ去られ、そして10年後というストーリー。
これ見よがしに青い石をぶら下げ、中にいろと言われてるのにノコノコ出て来て、いや~ベッタベタですねw
ただ、ビッグフットじゃなくて私の中に!?となりそうだけど、あらすじ紹介に死霊だ怪物だって書かれてしまっているのでねぇ。
彼女を連れされた男のその後が絡んで来たりと、もうちょい盛り上がっても良さそうなものだけど、とりあえず、ビッグフットか悪霊か怪物のどれかに襲われるばかりだし、そもそも暗くて見難いところに、スイッチングが激し過ぎて更によく見えなかったり、映されてなかったり、映像に動きがなかったり。
鹿も何だか??? シシ神かよ!そのおかげでウェンデゴは猩々に見えるしw
怖くもなければグロくもなく、コメディとしても笑えるには至らずで残念過ぎた。
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