「ミステリーでもないしサスペンスとも呼びにくい」12番目の容疑者 kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
ミステリーでもないしサスペンスとも呼びにくい
韓国のソウルはかなり北にあるので、朝鮮戦争の開戦当初(かなり北朝鮮軍が優勢だった)に早々に支配されてしまった。ただ、当時の北朝鮮軍は市民に歓迎されていた部分もあったり、余裕があったからなのかひどい対応ではなかったらしい。そんな北朝鮮の軍の世話をしてしまうのも当たり前かもしれない。
本作は、朝鮮戦争の休戦協定(未だに継続中)が結ばれた年が舞台。とある喫茶店の常連が殺されたらしいってところから話が始まる。それを調査しているという軍人が来たりして誰が殺したんだって謎解きみたいな話が進んでいく。でも、とにかくつまらない。何の話だよ?って感じることが多かった。登場人物の関係性もよくわからないままだし。
中盤からはそれなりに話が動いていくのだが、やはり謎解きではなかった。どちらかというと軍人の民間人いじめ映画だった。最後もかなり変な終わり方。スッキリもしないし、感動もないし、嫌な感情だけ残していきやがった。
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