「走ればいいってもんじゃない!」ランニング・デッド kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
走ればいいってもんじゃない!
走るゾンビはやっぱり慌ただしい。いや、今作では走るだけではなくキャンピングカーの中にまで侵入したり、ハシゴを使ったりする知能もあるし、とにかく格闘術が凄い。娘ミラの行方が分からないままキャンピングカーを守り抜くトム。3日目が過ぎると彼の孤独感もひしひしと伝わってくるのですが、そんな状況下で助けがやってきた!?と思いきや、う~ん、エゴの塊、ヘタレ警備員だった。
なぜ食糧を木に吊してあったのだろう?これもボーイスカウトの知恵の一つなのか。よくわからなかったけど、ボーイスカウトの知識を娘ミラに教えようとするも、ガールスカウトではもっと優しいことばかり。火のおこし方、狼煙の上げ方、モールス信号、そんなもの必要ない!とミラはますます父親が嫌いになっていく・・・
ほぼキャンプ場に泊めたキャンピングカーの周辺のみが舞台。ゾンビを倒し、すぐに車に戻ることを何度も繰り返すと飽きてしまいます。ゾンビに弱点はないんかい!とイライラしてくるけど、結局は娘のほうが賢かったのかな・・・
尚、ボーイスカウトを扱ったゾンビ映画の秀作は『ゾンビーワールドへようこそ』(2015)だと思うぞ。
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