パーフェクト・ケアのレビュー・感想・評価
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期待は下回るかな。
わかりやすく言えば、後見人詐欺師と間抜けなロシアンマフィアの闘いを描くブラックコメディ。
後見人詐欺師の女がアンタッチャブルな相手に手を出してしまったために、ロシアンマフィアに命を狙われる。
しかし、コメディとはいえ、そんなに仕事をしくじるマフィアはいないと思うし、詐欺師のような女がそんなに武器を操れるわけがない。
うまいこと主人公が生き延びて、マフィアに仕返しして、そして、クライマックスへと向かうが…。
ストーリーの仕掛けが命の映画だが、詐欺師が武闘派へと変身する。
詐欺師はあくまでも頭脳犯でなくてはならないのではないか。
というところで低評価となってしまうが、是非、劇場でご覧いただきたい。
良くできた作品
怖っ!
うそやろ?
出た!法の抜け穴
あかんやろー
どこが、民主主義なん!
あかんやろー
えっマジで!?
ウソやん!弱っ!
エエェ〜
へぇー
あぁ、、。
まぁ、そうなるわね。
良くできてて
面白かったけど
何も残らない。
主演女優賞は納得。
キレッキレで最高にムカつくマーラが素晴らしい!
身寄りのない要介護者に対し世話全般を請け負う法廷後見人制度を悪用しビジネスする性悪女マーラが、予想外にロシアンマフィアの関係者をターゲットにしてしまったことから始まる物語。
頭がキレるとはいえ普通の女性であるマーラvsマフィアのボスなんて、最初から勝敗は分かってるよなーと思ったら大間違い。肝据わり過ぎのマーラは、文字通り殺しても死なないしぶとい女で、マフィアとの攻防戦がスリリング且つ大胆で、めちゃくちゃ面白かったです。
ここまで憎たらしい主人公も珍しいというくらいムカつくマーラ演じるロザムンド・パイクがキレッキレで最高!やってることは最低なのに、なぜかカッコ良く見えてしまうファッションや表情などの造り込みがさすがでした。
最後まで予想がつかないクズ対クズのガチンコ勝負に高齢化問題をサラリとおり混ぜブラックユーモア味も効かせ、最後の納め方もお見事。素晴らしいエンタメ作品、大満足です!
煩悩の権化
医者や介護施設と結託し痴呆や病気の高齢者の法定後見人となり財産を食い荒らす女が、裏の顔を持つ老女に手を出してしまい巻き起こる話。
本人も弁護士も出廷していないのに、医者の診断書一つで勝手に後見人を仕立て上げられ、有無を言わさず施設送り、しかも勝手に財産処分されちゃっうとか、かなり誇張しているんだろうけど、とりあえずこんなことが簡単に出来ちゃう可能性がある司法って凄いよね、と恐ろしくなる。
そして、そこから繋がるロシアンマフィアは、その過去や肩書きからしたら、主人公に対してのやり口がちょっとヌルいなとは感じたけれど、結果的にはなかなか良い落としどころだったのかなと。
まあ、スタンガンで気絶はホントいい加減にしてくれって感じだけどw
いくらコメディとはいえこのオチじゃあカタルシスがなく物足りないと思ったところも、一応違う形でだけど補完してくれたし、悪対悪の物語がとても面白かった。
ロザムンド・パイクの真骨頂!
おっそろしい女ですなあ~。
おっそろしい女を演じさせたらロザムンド・パイクは天下一品。
「ゴーン・ガール」のパイクはホントに恐ろしかった。
この時はアカデミー賞にノミネートされたけど
今作品のパイクは気持ちいいくらい肝の座った怖ろしい女。
ゴールデン・グローブ賞主演女優賞受賞も大きくうなずけます。
パイクの演技ですごいと思うのは、笑っていても目が笑っていないこと。
この目で見つめられたら全てを見透かされている感じがする。
ということで今作品はロザムンド・パイクのロザムンド・パイクによる
ロザムンド・パイクのための映画でした。
パイクはもっともっといい作品にも出るべき女優だと思います。
アメリカにも、バチが当たる、という考え方はあるんですね
映画としては面白かった‼️
……けど、阿漕(アコギ)な手段で、資産のみならず人生や家族の時間まで奪ってしまうのはなんとも後味が悪い。
それにしてもですよ。
アメリカ映画は、悪役というか敵役に困るといつもロシアン・マフィアなんだから‼️
主人公が敵対する相手をやっつけることで感じる痛快感や爽快感は、映画の大事な要素のひとつです。期待もしてるのは確かです。
でもこんな扱いばかりでは、ロシアへのイメージが悪化する一方だと思うのですが、アメリカの市民生活の中で、一種の風評被害のようにロシアやロシア系の人たちへの悪影響はないのでしょうか。
冷戦の頃に比べて、アメリカにおけるロシア(当時はソ連)の存在感はだいぶ低いので、誰も気にしてないのかな。
今一番敵対してるあの大国は、経済的にも関係が深くて、色々と面倒くさいことになるし、仕方がないのかもしれませんね。
教訓…フェアネスの神様を怒らせてはいけません。
参考にしないで
193本目。
朝イチだから、空いてるかと思ったら激コミ。
いつもなら諦めるけど、プランBを用意してなかった、まあしゃあない。
ちょっと腹立つ事があったけど、それは置いといて。
どっちに肩入れするか?
始まりが始まりだっただけに、自分の中では勧善懲悪。
何としても、この女に一泡をと。
でもこの手は、ひょっとしたらプランBかと思ったらね。
スッキリしねー、色々不愉快な気分で、後にすんのかと思ってたら、天災は忘れた頃にやって来る。
でもあれでも、なんか物足りなかったりもする。
老後の資金がある人は雌ライオンに狙われてますよ!
主人公の女は後見人、裁判所の依頼で老人達のケアをしている。
老人達を施設に入所させたり、資産を売却したりと、彼らの為に頑張っている姿が、天海祐希や米倉涼子の様でカッコいい。でも、正論ばかり話していて、観ていてちょっと物足りなく感じてた。
そこで、ある婆さんの後見人になる。身寄りがなく認知症なので、施設に送り込む。そこから話しが動き出します。婆さんちを整理してたら怪しげなダイヤモンドが出てきて、これを自分達の物にしてしまおうとします。予想通り婆さんは元ロシアマフィアの一員で、彼女を取り戻そうとファミリーが動き始める。
あれ?これアクション映画だったの!?笑って泣いてスッキリしようと後っていたのに、ハラハラドキドキ系じゃないですか。
まさかまさかの展開で、マフィアに勝利したと思ったら、えっ!そんな展開に?
ラストもまさかの!
珍しく悪い人しか出ないの観ちゃった。でも予想を裏切られ続けたのが楽しかったな。
まさに、まんまと
ロザムンドパイクの掌の上で転がされましたね。
肩入れ不能なほど憎たらしい主人公を堂々と演じきっておりました。
それにしても、悪人が「なんでこんな目に…(涙)」みたいに嘆くシーンって、どうしてこんなにも腹立たしいんでしょうか。
主要登場人物全員が最低というのは斬新です。
主人公にも、そう至った事情の断片のようなものは一言二言さらっとセリフで語られますが同情の余地を感じさせるようなものではありません。
というわけで、観客の乗り物たる主人公の乗り心地は最悪です。
それはそれでも良いのですが、人物たちに感情移入できる描写を排したことで、観客の多くは「置いてけぼり感」を抱くのではないでしょうか。
それが続けば、嫌な人物達の「どうでもいい話」となってしまうのかな、と。
ストーリーも若干、ご都合主義感が強いですかね。
米国の後見人制度の実情は存じ上げませんが、これで分かった気になっても良いものなのか…。
あと定番ではありますが「悪人の詰めが甘い」問題。しっかりトドメを刺そうよ。
彼女達がどうしてこうも人を出し抜けるのかのワンロジックも無いので、爽快感も減じてしまっていると思います。
というわけで、個人的にはお話回りに関しては後半にいくにつれて緊張感が薄れ、「どうでもよさ」が前に出てくるように感じられました。
自分の外の世界にいる、非人間的な人物達が繰り広げる、どうでもいい話に終始してしまったと思いました。
ちょいと惜しい作品です。
胸クソが悪くなること必死のロザムンドの名演
2014年の「ゴーン・ガール」で翻弄されつつも虜になったロザムンド・パイク💙
しかし2019年の「プライベート・ウォー」では女子力を封印し、今作では心のない悪人を演じた。
そう、今回演じたのは高齢者たちから資産を搾り取る悪徳後見人。本物の悪党だった。演じたロザムンドを嫌いになってしまうほどの名演だった。
クラシックスタイルのラストは賛否両論ありそう。溜飲は下がるが、もう一捻りあってもよかったかなと。
それにしても胸くそ悪い作品だったなぁ。
それが狙いなんだろうけど。
いい映画だけど好きになれない💔
とても良い映画
なかなか極上のサスペンス・ドラマでした。
主演のロザムンド・パイク演じる"悪徳後見人"のしつこさは、もう蛇かマングースかというぐらい、相手に食らいついたらもう絶対に離さない…笑
(作品中では「雌ライオン」と例えられていました笑)…。
ストーリー展開が面白くて、最後まで飽きずに、2時間ほぼドキドキしっぱなしでした(笑)
ロッテントマトの評価は、78%フレッシュ(2021年12月4日現在)。オーディエンス評価が33%と低いのが興味深いですね…強者が弱者を更に食い物にするという物語が受け入れられないのは、まあ仕方がないのかも知れません…笑
この秋、当たりの作品だと思います(笑)
オススメ!
*元々デジタル配信用の作品のためか、上映館が少ないのが残念ですね。
前半と後半でガラっと変わる
作品紹介の「クライムサスペンスコメディ」とは何ぞや? と思ったが、見て納得。
前半は予告編どおりのコメディタッチの流れ。ロシアンマフィアのボスがミゼット俳優(ピーター・ディンクレイジ)なのもそうだし、
貸金庫の中の本をくり抜いてダイヤモンドを隠すというベタなネタもその想いを強くさせる。
ところが、後半は一気に趣きを変え、アクション映画のようになる。
ただ、前半から主人公マーラ(ロザムンド・パイク)のアクティブな一面なども散りばめてあって、決して無理のある変調ではなく、腰折れの無い展開。
正直、あまり期待せずに見たが充分見応えある内容だった。
既に配信版も公開されているので、敢えて劇場で見る必要は無いけど客席はこの手の作品にしては入っていたので、劇場版と配信版で二度楽しめるくらいの内容と言えるかも?
ただ、一つだけ難癖をつけるとレズビアンの要素は盛り込む必要があったのかは疑問。確かに強い女の裏の顔としての面を描こうとした意図は理解できるが、フラン(エイザ・ゴンザレス)が単なるビジネスパートナーという設定でもストーリーは充分成立すると思う。
時代のトレンドとは言え、何でもかんでもLGBTsのネタを絡めるというのも見る側にとっては少し食傷気味。
とにかく結末だけに痺れて漏らした‼️❓
とにかく最低の人間だけが出てくるクライムゲーム。
マフィアのボスがヘタレなのはヒロインが不死身でクソなのを補完するため。
悪い奴のロマンにしては生々しい、過ぎるので、最後の5分が凄い。
悪魔の結末とみせて、なるほど、そうきたか。
これぞ、クライムサスペンスの最高潮。
最後の結末に我ら凡人は、恍惚と化すなり。
悪党vs悪党
まずは畏怖の念を込めて言わせていただく
『ファッ◯ュービッ◯!!😃』
お年寄りの認知症をでっち上げ、家族よりも立場の強い後見人として財産を自由に扱う極悪人マーラが目をつけたおばあさんにはヤバいバックが着いていたという話
いや〜恐ろしい話だった😃
合法的についた後見人が悪党で財産も家族との関係さえも自分の思うままにしてしまう
目の付けどろこが素晴らしい😃
序盤母親と面会すらさせてもらえずマーラを訴えた男性がいたけれどその時のマーラの言い分がもう腹が立つ
一部の極端な例を大袈裟に取り上げて一般論を極論で抑え込んでしまう
日本では本人家族の要求が最優先だけどアメリカでは感情の入らないデータがものを言う
なのにそれを元に決定を下す人間の感情に訴えかけるってのにアメリカの暗黒面をみた気分です
前半はいかにマーラが汚いか、そして狡猾かが描かれているけど後半はおばあちゃんの正体とそのバックとの戦いがメインとなってくる
悪党vs悪党の結末はどうなるんだろうと思っていたけど
やっぱり神様はよく見てる
あれしかない終わり方だったと思いました
最後に一言
最初に『◯ァッキュー◯ッチ!!😃』と言いましたが
おばあちゃんはもっとエゲツない言葉使ってましたね
さすが悪いババアやで😃と思いました
ロザムンドパイクのパッツンボブ
ゴーンガールで衝撃を受けてからロザムンドパイクが気になっていたけど、やっぱり彼女は裏切らない。
毛先のパッツンから、一筋縄にほいかない強いオンナを感じさせる。
同性からみても苛々するけど、いつの間にかその強さに引き込まれて居たのかも。
でもでもやっぱり最後は、ああなるよね。。色々スッキリしました。
複雑で嫌な人
ばかり出てくる映画でしたが、とても面白かった。嫌な話のわりにスカッとすることもありました。何となくこの悪い後見人を応援したくなるのは、演技のパワーでしょうか?
後見人が被後見人の財産を奪う事件は、日本でももちろん起こっています。
こんなパワフルな後見人に目をつけられそうな財産、資産がないので安心して見られました。
介護に関わる人が善人とは限らない
介護にしても看護にしても、それに関わる仕事についているのがいい人とは限らない。本作に登場するマーラがまさにそう。金儲けのために介護を利用するのはいいとしても違法なやり方はいただけない。
マーラのあくどいやり方と、ターゲットにされたジェニファーがそれにどう対抗していくのかという導入だったのだが、途中からそれが徐々に変化していく。気づいたらその対決にドキドキハラハラしながらどんな決着が待っていのか目が離せなくなってしまった。
正直、マーラがどんなやられ方をするのか待ち構えていたところもある。マーラという悪人がどのように懲らしめられるのかと。でもそんなに単純にはならないよな。彼女の育った背景や、物怖じしない態度の裏にある経験の数々を匂わされる中、マーラのことを憎む気持ちが薄れていくのを感じた。
だから最後の決着がスッキリするわけもなく、モヤモヤした気持ちが残った。うーむ、巧妙な脚本だ。現代社会でありそうな犯罪を描きつつ、面白いサスペンスに仕上がっていたと思う。
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