「ロザムンド・パイクがひとり突き抜けている」パーフェクト・ケア ジョーさんの映画レビュー(感想・評価)
ロザムンド・パイクがひとり突き抜けている
身寄りのない老人を保護する後見人が、なんとその資産を搾取する悪徳後見人だった。
身寄りがないと思っていた老人が、なんと既に亡くなった人間のなりすましだった。
このふたつの設定だけで話が俄然おもしろくなる。
悪徳後見人役のロザムンド・パイクがとにかく痛快。
彼女が騙そうとした老人役のダイアン・ウィーストも存在感が半端じゃない。
その裏にいるロシアン・マフイアの存在もはらはらどきどき。
いつも毅然としているロザムンド・パイクの影響か、善と悪の闘いかと錯覚する。
だが、実は悪い奴らのせめぎあいだけの世界。
悪しか存在しないのに、彼女のブロンドと原色のドレスだけは、異彩を放ち超越している。
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