「ハリウッドのポリコレ基準に表現者はいかに立ち向かうのか?」パーフェクト・ケア たあちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
ハリウッドのポリコレ基準に表現者はいかに立ち向かうのか?
クライムサスペンスは大好物なのだが、この作品は医師と結託して高齢者を無理やり介護施設にぶち込み資産を「合法的に」処分して奪い取るという超悪徳法廷後見人の話なのでこれっぽっちもシンパシーを感じる余地がない・・はずであったが・・・中盤から一転して応援したくなってしまうのだからわからないものである。主演のロザムンド・パイクは本作でゴールデン・グローブ賞の主演女優賞(何故にコメディ/ミュージカル部門?)を獲っているしハリウッドのポリコレ基準にここまで準拠して(女性極悪党・同性愛等々)作っているのだから賞狙いありきであろうことが透けて見えて純粋に楽しめない。ポストトランプの影響は大きいがここまで左に振り切るところがかつてレッドパージを経験したハリウッドのすごさでもある。個人的には好きでは無いがそのうち馴れるでしょう。要するに面白ければ問題は無~し♪
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