「3週間限定か、、」パーフェクト・ケア TWDeraさんの映画レビュー(感想・評価)
3週間限定か、、
ロザムンド・パイク、存在感のある俳優で助演であってもしっかり印象に残る人。
特にここ数年は、主演俳優として「強い意志」を感じさせる女性を好演し、『ゴーンガール(14)』や『プライベート・ウォー(19)』などしばしば賞レースにも登場することも増え、出演作はもれなく見逃せないの俳優の一人だと思います。
今作『パーフェクト・ケア』においても「執念深く、負けず嫌いで非常に肝の据わった人物」マーラを演じ、思いがけず敵(かたき)となるマフィア相手に命のやり取りでも引けを取らないばかりか・・・
そもそも、マーラがやってることは最低の詐欺行為で、彼女に共感の欠片すら感じないどころか、どっちかと言えばマフィア側に肩入れしたくなるほど(これは、ジェンダー的対立構造という見方よりもむしろ、敵役のマフィア・ローマンを演じるピーター・ディンクレイジ力(りょく)が強いと思います。)、マーラの図太さと彼女の言動に再三再四イラつかせられます。
そして、オチも結局はどこか「マーラの潔さ」すら感じてしまうほど、観終わってもマーラに対して敗北感が残る印象の一本でした。
3週間限定か、、なんか勿体ない気がします。気になっている方は是非。
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