「目を覆いたくなる生々しさ」あのこと さはらさんの映画レビュー(感想・評価)
目を覆いたくなる生々しさ
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少し前に「大学生の女の子が妊娠を喜んでる描写はありえないと思った」という意見を見かけた
たしかに真っ先にくる感情は、不安や心配のほうが強いだろうと思った
この映画は、その点で言えば幻想的ではなく生々しい
妊娠したら女の子の体にはすぐさま母性が宿る、なんてことはない。子どもよりも自分が第一
母の小言に対して苛立って暴言を吐いた姿は、まさに子どもそのものだ
自分に余裕がなければ、人のことを思いやることなんてできない
だから、切羽詰まるほどに周りからは身勝手に思われ、どんどん孤立していく
それでも親身になってくれる人たちがいてよかったと思う
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