「鼻につく」あのこと みみずさんの映画レビュー(感想・評価)
鼻につく
やはり私はヨーロッパの映画祭との相性が良くないことを再確認。
この映画の良さがよく理解できない。
まず鼻につくのがヒロインの被害者面。
悲劇のヒロインにでもなったつもりだろうか。
こと妊娠に関しては確かに女性に大きな負担を強いる不公平さはある。
だが、それを差し引いても自らの身から出たさびには違いなく、
一方的に中絶できない制度を嘆き反発するのには反感を禁じ得ない。
第二に自らの子に対する愛情の片鱗や性への尊厳がないことに唾棄する。
フェミニスト活動家にありがちな天上天下唯我独尊、
自らの思想にかなわないものはすべて悪という思想と同じ匂いを感じる。
昭和のドラマのように必要性の薄いシャワーシーンや赤裸々な表現の乱発も
表現の自由とやらでゲージツなのかな。
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