「葛藤を一人称視点で浴びる」あのこと サスペンス西島さんの映画レビュー(感想・評価)
葛藤を一人称視点で浴びる
2022年劇場鑑賞96本目 優秀作 73点
結論、観る人が等身大で衝撃的な体験をできる怪作
60年前のフランスでの物語で、主人公は当時大学生で教員を目指している優秀な生徒だったが、ひょんなことで妊娠してしまう。当時のフランスは法律により中絶が禁止されていて、まだ勉学に励みたいので出産し育児する気も無ければ、中絶し捕まる気もさらさらない。そんな中で葛藤する彼女の決断までの数ヶ月を凄まじい臨場感で体験させられる作品
部屋で自分でどうにかしたり、医者に最初は頼ったり、手に負えなくなって闇医者に頼ったり、みてるこっちまで痛すぎるよ
最後のトイレでのシーンはもう悶絶した
当方ちゃんと映画を劇場鑑賞し初めて22年で5年目くらいのまだまだ歴は短いものですが、数年前から作品を判断する上で欠かせないポイントが衝撃的であるで、これは内容でも演出でも演技でも音楽でもなんでもいいのですが、作品それぞれの色やベクトルで個人的にひっかったポイントが残り続けるものは自ずと評価が高く、今作はそういった意味で例に漏れずまさしく衝撃的な内容に演出に演技で、残り続ける作品に間違いなくなります
是非
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