「共感は難しい」あのこと てつさんの映画レビュー(感想・評価)
共感は難しい
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中絶も避妊も肯定しない社会情勢で、直接の相手の男性への責任をも追及せず、犯罪行為の幇助になる医師や関係ない友人を巻き添えにし、条件が揃うのが遅れたとはいえ、胎児の命を奪って、苦痛は流産のときだけで、結末には笑顔というのはやはりいただけない。『ガール』でもやはり、周囲の助言を無視して自分の衝動で選択した行動を笑顔で迎えた結末に感じた思いにも似ている。女性が子を産んで育てながら社会進出が保障される環境であってほしいものである。
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