ゾンビ・プレジデントのレビュー・感想・評価
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出落ちではなく設定落ち映画
国会の議場でゾンビが溢れかえるっていう設定だけで観ようと決めた本作。たまに、こんな設定だけで観ようと思わせる映画が出てくる。そしてそのほとんどがしょーもない内容だったりする。
冒頭からその国会ゾンビパニックが描かれるところからしてマトモじゃないのだが、とにかく作りはいろいろと悪ふざけが過ぎる。あの手この手を使ってコメディテイストのゾンビ映画を作ろうとしていた。その悪ふざけをどれだけ楽しめるかがポイント。まぁ、こんな映画を観ようと思うくらいだから、血しぶきのショボさやゾンビの設定の甘さ、話の展開のひどさなんかも大して気にならない。それを笑えるくらいの気持ちで鑑賞した。
もちろん絶賛なんてできないけど、やっぱりこういうのが嫌いじゃないんだよな。あー、やっぱりしょーもなかったって確認しにきた感じだ。そして、こんな変な映画観たんだって笑いながら人に説明するんだろうな。
最強の血統
ウイルス発生の噂がされる化学工場の建設を巡り、賛成派と反対派の乱闘が繰り返される議会にて、ゾンビウイルスが蔓延してしまい・・・といった物語。
台湾発のアクションコメディ作品。
台湾映画は恐らく人生初。カメラマンを守ったという理由で立候補が望まれるのには笑ったが、その他のコメディ的な面では殆んどハマらず。。
歌の演出とかは寧ろ寒く感じてしまいいたたまれない!
が、ある理由から反撃のキッカケを掴み、プロレス技全開でゾンビどもを無双していく展開は中々アツい!
ご都合主義は数あれど、そこはコメディなのでね。アクションは良かったし、意外にもグッと来る展開もあったが・・・ラストバトルの演出はまた大分寒々と・・・
それでも、民主主義の重要性を説いていたり、コメディの範疇は越えずとも社会派な一面もあり、期待以上の作品だった。
あと、最後の方での人事部長カッコ良かった
勢いだけで乗り切った。
ひたすら勢いだけでやり切ったゾンビもの。余計な導入部も一切なくただただプロレスバトルなゾンビ戦。とはいいつつ脱線する事もなく話のつじつまもきっちり合わせて消化不良感はなし。マンガチックな映像も好感がもてるが全編新鮮味はなく残念。
ドタバタ一本調子
ずっとドタバタで飽きてしまう。これが30分くらいのコントだったら、起承転結があってちょうどいいと思うが、さすがに90分超えの映画だときつい。
シリアスをはさみこむか、バイオレンスシーンでモードチェンジしてくれないと眠くなる。
国会でゾンビが暴れてまくるっていうアイデアはいいんだけど、そこだけに終わってしまって残念。
倒しっぱなしウラカン・ラナ
台湾の立法院が新型狂犬病という名のゾンビに襲われる話。
新型狂犬病ウイルスを生み出すと噂される化学工場が建設を巡り議会が紛糾し巻き起こるストーリー。
取りあえず騒動で自認を余儀なくされたインインと、そこで脚光を浴びた警備員ヨウウェイの関係性や人物紹介から始まり、早々にゾンビ!!
ベタベタでコミカルな展開ではあるけれど、ちょっと議場のシーン長過ぎませんか…。
この感じでラストまではキツいな~と思い始めたら、なんと反撃開始ですか?
その後もあの手この手で愉しくはあったけど、ギリギリ何とかグダる前に持ちこたえた感じで大満足とはいかなかったかな。
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