ラストサマーウォーズのレビュー・感想・評価
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映画を造りたい小学6年生が、5人の仲間と共に奮闘します。親兄弟や学校の先生も巻き込んで映画造りに頑張る姿が、軽妙かつコミカルに描かれます。
重くならなそうな作品が観たい …と
探していたところ、何やら良さげな作品が。
思い立ったら鑑賞です。
タイトルに「ウォーズ」 とあったのですが
入間市を舞台にした地域発ドラマでした。
バトルな展開はありません。 ほっ
同じ学校に通う小学六年生6人が
自分達で映画を作成するお話です。
◇
気になる女の子が外国に引っ越してしまう…
そう聞いた 「宮武陽太」君が主人公 (…でいいのかな?)
気になる子 =「高梨明日香」 さんに声をかける
「僕の映画のヒロインになって下さい」
直球どまんなかのアプローチ。
返事はなんと 「OK」。 やったね♪
ヒロインが決まったのはいいけれど
どうすれば映画を作れるのか分からない。 …おーい。
困った陽太に担任の先生が声をかける。
土方先生は、教師2年目の女の先生。
※実はこの先生、学生時代に
自主映画を作っていた過去があるらしい。
先生から、監督とヒロインの他に
「脚本家」
「カメラマン」
「助監督」
「論音」
などが必要、と教えられる陽太。
ならば人を集めなくては。
と
ここで大きな問題。
陽太は友達がいないのだ… う~ん大変 どうしよう
悩む陽太の前に現れる一人の少女。
なんとこの子、ネットに小説を書いてUPしているらしい。
そんな彼女が協力してくれる事に。
「脚本家ゲット」 やったね♪
この少女 「栗原花音」 さんの口から
スタッフ候補の名前が次々と出てくる。
・カメラなら彼が持っている 「早川俊」くん
・明るく茶店を手伝う女の子 「刈部志穂」さん
・力仕事はまかせとけ な 「盛山基雄」 くん
↑(この子、良いです)
こうしてメンバーも集まり撮影がスタート。
なんとか順調に進んでいたのだが…
撮影中にヒロインが脚立から落ちるアクシデント。
しかも
その場面の映像を偶然目にした陽太の母親が
険しい表情で学校に乗り込み、
映画は「撮影中止」 となってしまう…。 ありゃまぁ
撮影の行方はどうなる ?
はたして作品は完成するのか ?
そして
引っ越してしまう明日香に、陽太はどうするのか ?
さて…
というお話です。 ドキドキ
◇
この作品
あちらこちらに笑いのネタが仕込まれていて
つい 「クスっ」 と笑ってしまう場面が一杯です。
基本的に素直なストーリーながら
小ネタが一杯で突っ込み所も満載。 ホント。
最後まで楽しく鑑賞しました。
肩が凝らずに楽しめる
良質なライトノベル といった印象。
純粋に面白かったです。
満足しました。
◇あれこれ (小ネタ)
■古着ください
撮影のための衣装を集めようと
街角で古着の提供を募っている所に現れた陽太の兄。
その場でシャツを脱いで箱に入れる
何とも素敵なアニキです。
脱衣後のタンクトップ姿が眩しいです。 アニキ~♪
■和太鼓
その場でシャツを脱ぎ(またですか? はい)
おもむろに太鼓を叩き始めるアニキ。
いいですね。好きです。 けど…ここは住宅地
自宅の部屋で叩くのは如何なものかと。
■鬼ゾンビ
大量の鬼ゾンビが襲ってくるクライマックス
あっちもこっちも鬼ゾンビ 大変だ
こっちのゾンビは両足でピョンピョンと … ?
う~ん
もしや、それはキョンシーでは…
(鬼ゾンビって、地元の伝承なのでしょうか?)
■アイス (狭山茶味? 緑色です)
みんなで棒つきアイスを食べていると
「アタリ !」
「私もアタリ !」
「僕もだ !」 …で アタリが 5本
そして最後の一本には 「…ハズレ」
これってハズレの方がアタリなのでは…?
と突っ込みたくなりました。
※「ハズレ」と刻印されたハズレ棒も珍しい…
◇最後に
パンフレットを購入しました。
鬼ゾンビ伝説の元ネタとなった伝承か何かについて
描いてあるのか と期待したのですが
さっばり触れられてません… ( 涙 )
鬼ゾンビのお話って、オリジナルなのでしょうか…。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで
midsommar
某有名アニメ映画の映像がぼや〜っと浮かびましたが、そこそこ楽しみにしながら鑑賞。
映画作り映画としての楽しさが凝縮されていた一本でした。海外に行ってしまう女の子に好意を抱いている主人公がノープランながら彼女が主演の映画を撮ろうとするシンプルな導入でした。クルー集めもトトントンと進んでいき、しっかり者のワールドワイドな小説を書く脚本家(好きな映画にミッドサマーを挙げた瞬間にめっちゃ笑いました)、超明るい働き娘なプロデューサー/助監督、YouTuber活動に勤しみつつも機材めちゃくちゃ持ってるカメラマン、ガタイの良い録音、そして監督と俳優、ここまでの揃い踏みがテンポよくこまめに笑える楽しい紹介でした。
子供ながらの葛藤と、親の過保護的な行動、先生の未練、割とこっちがピックアップされており、本編のシーンはあまり多く映りませんでしたが、映画作りへの情熱はひしひしと伝わってきました。去年の大傑作たち「映画大好きポンポさん」「サマーフィルムにのって」や作り手の苦悩を描いた「ハケンアニメ!」には強く及びませんが、80分という尺でしっかり描き切った良作だったと思います。オチはもっとシンプルなやつでもよかったかなとは思いつつ。夏の始まりにぴったりな爽やか映画でした。
鑑賞日 7/12
鑑賞時間 10:10〜11:40
座席 D-1
王道のジュブナイル夏休みもの
小学生5人が自主映画を撮るという青春ムービー。
まあ、この手の作品は無条件に好きですね〜。「ぼくらの七日間戦争」「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」とか、アニメでは良く似たタイトルの「サマーウォーズ」ですかね。
共通するのが「ヒロインは絶対的な美少女」です。主役の男の子は、どちらかと言えばダメで、無口な男の子で良い。宮沢りえの「明るく健康的な」ヒロインでも良いし、奥菜恵の「小悪魔的な」ヒロインでも。本作のヒロインの飯尾夢奏も、確かに圧倒的な「爽快感のある」ヒロインです。
冒頭のアバンタイトルまでの創りが秀逸。ちょっと気になる女の子、夏休みには「海外」「引越し」?、終業式でこのまま別れてしまうと、校舎を駆けて呼び止める、「ぼくの創る映画のヒロインになってください」
これって「冴えない彼女の〜」と同じですよね〜。キュンキュンしてしまいます。
そこからのストーリーは、、、、まあ王道、テンプレの展開。
でも、冒頭のキュンキュン感が味わえただけで、1900円の価値はあります。ちゃんと、冒頭の伏線が最後にオチとして回収されているし。
映画を創る系とすると「映画大好きポンポさん」「サマーフィルムにのって」には及びません。まあ子役なので、そんな演技を求めるのは、、、。
ただ、主役(監督役)の阿久津慶人と、サブヒロイン(脚本、その他役者役)の羽鳥心彩は上手いです。頑張ればヒロインとの軽い三角関係や、主役(監督役)とヒロイン(主演女優役)の関係を淡い恋心から監督と女優の関係に変化させる、って、本編でも少し滲ませてたテーマを創れたかもしれません。
夏の初めに最適なオススメ映画です
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