「イライラするならたぶんそれは“大衆”のひとり。」笑いのカイブツ かじゅさんの映画レビュー(感想・評価)
イライラするならたぶんそれは“大衆”のひとり。
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人に最近見て良かった映画はなに?、と訊かれたとして
しばらくは真っ先に思い浮かぶこと間違いなし。
なんだけど、答えるかって言われたら躊躇する。
自分が感じたこの面白さを伝えられる自信がない。
あの心に渦巻くような先の見えない黒々とした感覚。
感覚そのものを上手に表現することができなくて別の形で吐き出す。
だけどやっぱり“人間関係不得意”が邪魔をして。
吹っ切れて仕舞えばなんだこんなもんだったのか。しょーもな!って感じで
そこからは苦手ながらもなんとなく適応出来始めるんだと思うんだけど
あの感覚って経験した人にしか分からないんじゃないかなぁ。
上手に説明できて人と関われるならああはならないんだよ。
当たり前にできる人には分からないからきっとイライラするんだろうな。と当事者側の視点で観てた。
それを見事に演じ切る岡山天音、さすがです。
ともするとうるせえ!って感じの、でもメロのいい音楽も演出として好きだった。と思ったら村潤。あれ?最近の活動知らないけど映画音楽の人じゃないよね?
脇を固めるキャストたちも好きな人ばかりで、とにかく自分にはブッ刺さりでした。
この映画が見れたことが嬉しい。
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