劇場公開日 2022年11月25日

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「ファンタジー映画の概念」グリーン・ナイト シューテツさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ファンタジー映画の概念

2023年8月31日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

最近何故かファンタジー作品を良く見ているなぁ~。
『君たちはどう生きるか』、『バービー』、本作と一応ファンタジー作品だけど全て種類が違うのが面白い。
まあ、『君たちは~』は自伝+ファンタジーだし、『バービー』はファンタジーという衣装をまとった“知的エンタメ”だったので、純粋にファンタジーと呼べるのは本作だけかも知れません。
(『ダンジョンズ&ドラゴンズ』なども見ていてファンタジーと呼べなくもないけど、個人的なカテゴリーではファンタジーには含まず単なる娯楽エンタメとみなしています)

なので、私が思うファンタジーとしては本作が一番(ファンタジー映画として)面白かったと思えます。
正直言って意味とか寓意とかは分からないのですが、見る(知る)ことの体験により深層心理に影響を及ぼす、絵画鑑賞(特に抽象絵画)にも似たような感覚になります。
そういう意味で上記した他の作品は、作り手の意思が明確に表現され過ぎていて、本来のファンタジーとしての深みはないのでしょう。
また、映画なんて全て幻想だとも考えられるし、その幻想の中に夢を見るのか悪夢を見るのか、それは観客次第なのかも知れませんけどね。

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シューテツ