「血縁であっても適正の無い者を王にはしないのよ。」グリーン・ナイト masayasamaさんの映画レビュー(感想・評価)
血縁であっても適正の無い者を王にはしないのよ。
A24なのね。やっぱり良くも悪くも一筋縄で行かない映画です。
高校の頃にアーサー王伝説にはまり、この話も目を通したはずなのに黒騎士や聖杯の話とごっちゃになって忘れてました。実績のない人間が王様になれるのだろうか?王の資質とは?って話なんだけど改めて今回見て映画用に誇張されてるとは言へ、寓話的、示唆に富む話だなぁと思う。確かこの話もいくつかの民間伝承が円卓ファミリーに吸収されてアーサー王伝説体系に後から組み込まれた物だったと思う。
少々長いかなぁ、、と思ったけど諸説ある話は端折ると色々言われるからね。お腹いっぱいになる中世の寓話、監督に付き合ったA24がえらい。
ケルト系古代の香りプンプン。グゥイネヴィアとか、ガウェインとかキャステングも思いっきり掘り込んでる最新の解釈だと思う。
私だけだと思うがデーブパテルがイギリスのGentle Giantという古いプログレバンドのThe Power and the Gloryというアルバムのジャケイラストそっくりで笑ったww。スラムドッグも大きくなったもんじゃ。
あとバリーコーガンは気になる数少ない男優です。
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