「【"真の騎士に成るために、厳しき旅に出る。"一人の功績無き男が、真の騎士に成る姿を描いたダークファンタジー作品。作品全体を包む、重厚な雰囲気、意匠や衣装も見応えがある作品でもある。】」グリーン・ナイト NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【"真の騎士に成るために、厳しき旅に出る。"一人の功績無き男が、真の騎士に成る姿を描いたダークファンタジー作品。作品全体を包む、重厚な雰囲気、意匠や衣装も見応えがある作品でもある。】
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◼️クリスマスのパーティーに現れた"緑の騎士"は、王及び騎士たちに、闘いを求める。
老いたアーサー王の代わりに功績無きガウェイン(デヴ・パテル)は勇敢に闘い、騎士の頸を切り落とす。
が、"緑の騎士"は、一年後のクリスマスに又逢おう、と高笑いしながら去って行く・・。
◆感想
・これは私の勝手な解釈だが、"緑の騎士"を造り上げたのは、アーサー王の甥で在りながら、無為な日々を送る息子を想い、魔女とも言われた母親であり、旅の途中でガウェインに様々な試練を与えるのも、母親である。勿論、息子を立派な王に成らせる為である。
- 冒頭の手紙のシーンを観れば、分かると思う。-
・そして、ガウェインは馬と共に、一年後"緑の騎士"との約束を果たす旅に出る。
・道中、彼が経験した事。
それは少年(バリー・コーガン)に依る騙しであったり、
高貴な夫妻(アリシア・ヴィキャンデル&ジョエル・エドガートン)からの、誘惑であったり・・。
- 様々な試練を自らの力と意志で、乗り越えて行くガウェインの姿。-
・だが、漸く会った"緑の騎士"の前で恐怖心に負け、逃げ帰るガウェイン。だが、王になった彼に周囲の目は、厳しい・・。
◼️ここの描き方が上手い。
観ている側も一瞬騙される。
そして、シーンは再びガウェインと"緑の騎士"のシーンに戻る。
覚悟を決めた彼に"緑の騎士"が言った事。
それは、思いもよらなかった言葉であった。
<今作品は、一人の青年の成長譚である。
中世の衣装や意匠や雰囲気含めて、見応えがあるダークファンタジーでもある。>
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