劇場公開日 2021年11月26日

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「見事なふろしきのつつみっぷり」ディア・エヴァン・ハンセン bionさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0見事なふろしきのつつみっぷり

2021年11月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

 とっさのウソが引っ込みがつかないくらい大きな話になってしまった話だから、見ていて痛々しい。思春期の主人公の挫折と成長の黄金パターンに持っていくのにはちょっと無理があるかなと思って見ていたが、トニー賞を6部門もらっているだけあって、見事なふろしきの包みっぷりだった。

 主人公に感情移入してしまうと、かなりつらいストーリーなんだけど、楽曲が素晴らしいから、ついつい明るい気持ちになってしまう。ミュージカルパートは文句なし。

 裕福な専業主婦でSDGsを実践する余裕のあるゾーイの母親とシングルマザーでカツカツの生活をしているエヴァンの母親との対決は、女優同士の演技合戦でもあり見応えがあった。

 ゾーイ役のケイトリン・デヴァーは、『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』からずいぶん化けた感じがする。歌もこんなに上手いと思わなかった。

bion
NOBUさんのコメント
2021年11月28日

おはようございます。
 ”ゾーイ役のケイトリン・デヴァーは、『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』からずいぶん化けた感じがする。”
 同感です。最初,”どこかで見たよな・・”と思いながら、観ていましたよ。
 では。

NOBU