「糧に出来るか否かは自分次第」この日々が凪いだら Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
糧に出来るか否かは自分次第
モヤモヤを抱える若者たちを描いた群像劇。
閉店間際の花屋で花を買う男とサービスして貰い片付けを手伝う男という描写に始まり、カラオケ男女、仕事を首になる爺さんと若者、評価されない若者と上司、電車に乗る友人を見送る女性、他にもあったかも…と慌ただしくシーンが移り変わり、そして2周目、3周目。
つくっている人はわかっているから良いけれど、シーンの移行が早過ぎて、何だか各状況良くわからない始まり。
その癖説明もなく話が飛んだり、登場人物達の醸し出す空気感がみんな近かったり、抑揚が少なくまったりだったり、と誰が誰かも混濁してしまう。
もう1回2回と観賞し、ちゃんと状況を頭から理解してみたらもっと面白いのかなとは思うけれど、残念ながら何度も繰り返してみたくなる程の珍しさもインパクトもなかった。
パートナーや上司や同僚に、仕事環境に自身にしょうらいにと不満やモヤモヤを抱える様子は悪くはなかったんだけどね。
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