唐人街探偵 NEW YORK MISSIONのレビュー・感想・評価
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東京の前にNYで意外や本格ミステリーだ!
豪華日本人キャストが出演して話題を呼んだ『3』を先に見てしまったが、中国で大ヒットしている人気シリーズの第2作。
探偵は自称で何でも屋。ずっこけた性格のタン・レン。
彼の甥で警察学校を落ちてしまったが、ずば抜けた推理力と観察眼を持つチン・フォン。
叔父と甥の凸凹探偵コンビで難事件に挑む…!
併せて『1』も見たけど、レビュー欄が無かったので、簡易レビューと採点。
警察学校を落ちたチン・フォンはタイ・バンコクで探偵をしているという叔父タン・レンの元へ。探偵とは名ばかりのちゃらんぽらんな仕事をする叔父にうんざり振り回されていたある日、金塊強奪殺人事件が起き、タン・レンに容疑が…。二人は真相と犯人を探す…!
二人のキャラ紹介。謎解きはあるが、脱線しまくりのドタバタ。まずまず楽しめ、★★★。
さて、本作は…
タン・レンの結婚式に呼ばれ、チン・フォンはNYへ。が、結婚は嘘。
チャイナタウンのゴッドファーザーの孫が臓器を取り出されて惨殺。余命僅かのゴッドファーザーは犯人を見つけるべく招集する。
世界探偵アプリ“クライマスター”。現2位のチン・フォン含むランキング上位者を集わせ、犯人を探し出す。
犯人探しミステリーと探偵推理バトルロイヤルと、お馴染みのドタバタコメディ。
ランキング2位とは、実は名探偵のチン・フォン。そんな彼と2位を常時入れ替わり争っているのが、日本人の野田。演じるは妻夫木聡。『3』ではメインキャストの一人だった妻夫木が本作から登場。ただの顔見せ程度かと思いきや、存在感アピール。でも事件に興味ナシと前半で早々と帰国しちゃうけど。
ランキング1位は、謎の探偵Q。今回の事件でも時折助言するが、誰…?
他ランキングに名を連ねる個性派な探偵たち。印象残るのはチン・フォンらに手を貸す天才ハッカーでもある女探偵。
だけど探偵の皆々、名探偵だから天才なのだろうけど、おバカっぽい所も。活躍を見せる所もある。でもやっぱり揃っておバカっぽい所も…。
容疑者が一人浮上。中国語学校で教鞭を取る不法滞在の中国人、ソン・イー。警察や探偵たち、ゴッドファーザーの手下らが追う。
ソン・イーを見つけ出し、共に行動する事になったタン・レンとチン・フォン。直感でソン・イーは犯人でないと思うチン・フォンだが…、疑わしい点も。ソン・イーには悲しい過去が…。
事件には中国古代の呪いの儀式や風水絡む。となると犯人は、中国人…?
被害者の人数、あるものと照らし合わせた位置など、なかなかゾクゾクのミステリーの醍醐味。
遂に犯人を見つける。猟奇的な手口もだが、動機は鬼畜。“神”の意味を履き違えた異常者。
事件は解決したが、チン・フォンはどうも腑に落ちない。一連の事件の中から一つの真実を見つけ出す。事件の中で起きたある便乗殺人…。別にいたもう一人の犯人は…。
シリアスにやったら陰サスペンスになる所を、痛快な娯楽作に。
相変わらず笑いは漫画みたいなドタバタ劇だが、前作では不在だった美人ヒロイン(クールな女刑事)も配し、ミステリーもストーリーも面白味も一気に上がった。
中国風水絡みでわざわざNY舞台じゃなくても…と思ったが、毎回各国での珍騒動と活躍が見もの。
次(『3』)二人が向かうは、日本!
ライバル妻夫木からHELP!!
先に東京編を観てしまっていたので諸々ネタバレは有りましたが 笑、概...
先に東京編を観てしまっていたので諸々ネタバレは有りましたが 笑、概ね楽しんで観ることが出来たかと思います。
東京編で出てきたキャラの出会い編というか、如何にして知り合ったのか、そして今作通しての黒幕?というべきQとの出会いのお話です。
内容的には謎解き4にギャグ6とほぼギャグですが、今作のテーマであろう、陰陽道に絡めた猟奇的犯罪を軸に物語が進んでいく様子は面白く感じました。
個人的には推しキャラであるKIKOちゃんが活躍していたので観ていて楽しかったです。
主人公組も、探偵役はもちろん賑やかし叔父さんも今回は占いと事件の因果関係の線で大活躍でした。
ただ、やはり黒幕であろうQの存在がイマイチ弱いのと、何故主人公がQを見逃したのかがよく分からない点が気になりました。
また、他の探偵役があまりにも色モノすぎて現実味が無い、敵キャラが弱いなど不満足部分も多く感じました。
ですが全体を通しては楽しく観れて、続きが気になる作品です。
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