「全部なら」半狂乱 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
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とある劇団の半狂乱な舞台の話。
カオスとなった舞台の開演前~開演後の様子の合間に、7ヵ月前からの出来事を挟んでみせていく。
開演前の怪しげな金のやり取りから始まって、7ヵ月前のオーディション、開演直前、6ヵ月前とみせて行くけれど…。
「半狂乱」というタイトルに対して何をみせてくれるのか…7ヵ月前からの人物紹介や居酒屋の件等は何だかパッとしないなあという序盤の印象。
いよいよ幕が上がって、悲鳴が上がって…あれ!?
放置?
さらに過去のシーンでの発言とか、康人が何でそこまで?という違和感とかから、多分そういうことだよね…と。
そういう目で見始めると、やっぱりそうじゃないとスジが通らないところが沢山だしね。
更にはそういう状態で見ると、過去の話も結構ムリがあるし、当日も観客全員じゃないとおかしいよね。
過去の話と舞台上の話が繋がって行く感じは面白かったし、チケットの件はかなり良かったんだけど、最後のリアクションもいくら樹志のそれまでの性格や機微からしても違和感あったし、途中余りにも無茶な言動とかリアクションに数回吹き出しそうになってしまった。
ネタがネタだけに辻褄合わないと台無しだし、フリ自体がネタばれになっちゃうし、虚実入り乱れた内容にするのは難しいんだろうな…という印象。
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