「変われない変わってゆく」アリスとテレスのまぼろし工場 破雲泥さんの映画レビュー(感想・評価)
変われない変わってゆく
このての「もじり」タイトルはあまり期待できないなあって個人的に思ってるのと
前作「さよならの朝に約束の花をかざろう」のまとめきれなかった感じが引っかかってたので
今回見るかどうか悩ましかったのだけど、
妙に評判がいいので足を運ぶことに
あ、かなりちゃんと映画してる
視聴者の予想をいい意味で裏切り
ひねりを加えて…と思わせといて確実に物語を着地させに来てる
これはかなり安心して見られる青春ファンタジーだ
永遠の思春期のなかに、重大特有の色恋の生々しさへの
拒否感と嫌悪感と欲が渦巻く感情がきっちりと描かれていて
予告からの印象よりもすっきりと、面白く見終わることができた
抜け出せない、変わることができない状況の中でも
ちゃんと変わりつつある関係
終わらない青春期とその結末まで一気に観れる作品だ
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