「死ぬ間際に、もっと生きたいと願うのが人間なのかもしれない。」アリスとテレスのまぼろし工場 のりたまちびさんの映画レビュー(感想・評価)
死ぬ間際に、もっと生きたいと願うのが人間なのかもしれない。
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神職のおじさん、キャラ濃すぎて失笑しかなかったです…でも、重々しいキャラもハマらないし、キャラ設定が一番難しいところかも。
神様よりAIを信じる人が増える現代、大変だねと少々同情しました。
正宗くんたちの状況から、今の中学生って、こんなに恋愛脳なの?と疑問符だらけになってしまいました。
記憶を積み重ねているから、精神レベルが大学生ならアリなのかな。
人生で恋愛が一番になったことがないもので、少々羨ましかったです。
正宗くんと睦実ちゃんが五実を現実の世界に帰そうとするところは、ジーンとしました。
何があっても、親は子どもに自分より長く生きて欲しいと思うものです。
ここで涙腺崩壊でした…。
エンディングの中島みゆきさんの「心音」、響きました。
彼女の「未来へ~」と歌いあげる力強い声は、心に残ります。
明日も、1日頑張って生きます♪
蛇足ですが、アリスもテレスも出てきません。
アリストテレス?と思い至りましたが、帰宅後考察記事を読んで腑に落ちました。
題名のつけ方も含めて、新しいアート作品を見せられたような、視界が開けた気分になる作品です。
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uzさんのコメント
2023年10月6日
こんばんは。
『恋愛脳』の部分について、後になって思い至ったことがあります。
あの世界では「変化は悪」で、つまり中学生の状態で最低でも10年以上恋愛すらできなかったのではないか、と。
そう考えると、もっと性的な暴走が起きてもおかしくなかったと思います。
あくまで自論ですが、そういう目で見ると彼らはむしろ上品だったのではないでしょうか。笑