「観客が少ない?まぼろしで終わってほしくない映画。」アリスとテレスのまぼろし工場 gimletさんの映画レビュー(感想・評価)
観客が少ない?まぼろしで終わってほしくない映画。
「君たちはどう生きるか」と同様に難解な映画。あらすじになかなかついていけず、これは何?なぜ?その言葉の意味は?疑問符の連続。でも映像美とキャラクターの迫力に引き込まれ、後半から画面凝視、内容をはっきり理解できていないのに涙腺が緩む。終わっても余韻が残る。この映画には「君たちはどう生きるか」の答え示唆してくれたのかもしれない。閉塞感に包まれたいまの社会での一人一人が自分の未来への希望を持つことの大切さ。作家カミュが小説「ペスト」のなかで「絶望とは絶望を認識しない状態」といったことを思い出した。
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