「良作だと思うが人を選ぶアニメ映画」アリスとテレスのまぼろし工場 トダー・オートマタさんの映画レビュー(感想・評価)
良作だと思うが人を選ぶアニメ映画
クリックして本文を読む
工場の事故により
時間が止まった世界で
いつか戻れるように変化をしないように生活しているという
舞台は昭和の日本だと思うが
世界観は独特である。
その変化をしない世界で政宗は睦実につれられて
まともにしゃべることができない少女の五実の世話をまかせられる。
そして、同級生が狼みたいな煙につつまれて消えてしまったことで
この世界の秘密を知ろうする。
この世界は現実と切り離された世界で
いつか消えてなくなってしまうという。
五実は現実世界の人間で
現実の政宗と睦実の子供らしい。
この世界では変化をしようとすると消えてしまうらしいが
カップルになった同級生たちは消えなかったので
なんとなく世界に失望したら、消えてしまうのかなと思った。
政宗たちは五実を現実に戻そうとするが
そのなかでは子供たちだけではなく
大人たちも世界を維持するために五実を現実にもどすのも阻止しようとしたり、
逆に自分の力で世界を維持する大人がでたりするところはなんとなくリアルだなと思った。
子どもが自動車を運転できるのは
変化を嫌う世界なのに大人の都合が優先されるのかな?
政宗の父親と叔父は
似ていて最初、同一人物かと思った。
良作だが、世界観や
恋愛、失恋をテーマにしている感じで人を選ぶ作品だろう。
本編を見てもタイトルの「アリスとテレス」のことはよくわからなかった。
哲学に詳しい人ならわかるのかな?
コメントする