「人とトランスフォーマーの新たな絆」トランスフォーマー ビースト覚醒 映画ファンさすせそさんの映画レビュー(感想・評価)
人とトランスフォーマーの新たな絆
CGトランスフォーマーの7作目は、ついにビーストウォーズの戦士たちが参戦。
日本のアニメでは「コンボイ司令官」として知られるオプティマスプライム率いるオートボット(メカに変形する正義のトランスフォーマー)たちとゴリラから変形するオプティマスプライマルをリーダーとする動物系トランスフォーマーのマキシマルたちが共闘!
マキシマルたちはとても重要なアイテムを永きにわたり守ってきたが、とあることがきっかけでそのアイテムが発動し、宇宙の星々を滅ぼし続けるテラーコン軍を呼び寄せてしまう―
今作品もバリバリのCGによるトランスフォーマーたちの変形や戦闘の描写は健在。
さらにビーストウォーズ出身のトランスフォーマーたちのメカと動物のキメラのような描写も面白い。
トランスフォーマーたちはみな地球以外の星から来た異星人ですが、立場や考え方によって地球人への姿勢が異なるのが興味深い。
オプティマスプライム(コンボイ)は過度に人と関わることを良しとせず、故郷の星の為なら地球のことは二の次という考え方だが、マキシマルたちは宇宙のあらゆる生命の繁栄をのぞみ太古より人類と交流を持っていた。また今回物語に大きくかかわる地球人となるノア・ディアスと行動を共にする中であるオートボット戦士の心境にも変化が。
人とトランスフォーマーはこれまでも最初は相互理解にはほど遠い間柄で、共通の敵という利害の一致から共に戦うということが多かったですが、今回は人とトランスフォーマーの新たな絆の形が見られてそこが個人的に良かったです。