「1994年、ビースト静観、セクシー系ヒロイン」トランスフォーマー ビースト覚醒 kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
1994年、ビースト静観、セクシー系ヒロイン
トランスフォーマーも7作目。舞台が1994年という設定に戸惑ってしまう。そうなると今までやった映画はこれの後ってことになるけど、それで大丈夫なのか?
地球に来て間もないからなのか、オプティマスプライムが人間のことは信用していないし、えばるだけのリーダーに見えるし、最初のバトルで完全に負かされてしまうことも戸惑ってしまう。そこから何か強くなる要素があるのかと思えば、あったのはビーストたちが戦いに加わったことくらい。なにか修行したり新しい武器が手に入ったりで強くなってほしかった。
前数作もそうなんだけど、誰と戦ってるのかよくわからない。以前の作品の敵との区別がつく人なんて少数派なんじゃないか。でも、ノイズ含みの重低音鳴らしておけばなんとなくトランスフォーマーの敵だ!って気持ちになるから不思議。刷り込みってすごいな。トランスフォーマーってそういう映画って割り切れば、ド派手なアクションとオートボットが(今回はマクシマルズも)変身する姿を楽しむことができた。
「バンブルビー」は別として、歴代の作品で登場していたセクシー系のお姉さんが起用されなくなったのも時代の流れを感じてしまう。初代のミーガン・フォックス好きだったけど、もうあんなヒロインは登場しないのだろう。
このシリーズで次作も製作されると思うけど、やはり1994年という設定が鍵を握るってことなんだろうか。そうなると、今までの戦いの際にビーストたちは静観してたんかい!って気持ちになるのは私だけだろうか。逆に静観せざるを得ない出来事があったって流れで現代の話になるとか…。あ、そんな設定とか深く考えちゃいけない映画だって割り切ろうとしてたのに!
これからも文句を言いながら、でも楽しみにしつつトランスフォーマーシリーズを観ていくことになりそうだ。