「ずっと観ていたい変形アクションが最高すぎる!」トランスフォーマー ビースト覚醒 snake666さんの映画レビュー(感想・評価)
ずっと観ていたい変形アクションが最高すぎる!
トランスフォーマーのファンとしてはもう変形パフォーマンスを見てるだけで確実に快感を得ることが出来るわけだが、本作でも存分にエクスタシーを感じた。
マイケルベイ監督のシリーズではその情報量の多さがクレイジーで、それはそれで大好きなのだが、個人的には前作「バンブルビー」や本作の様なそこまでやり過ぎない感が心地よく好感が持てた。
「ビースト覚醒」とのサブタイトルでありながら、ビーストの登場シーンや活躍ぶりがとても少なかったが、そのおかげで作品がゴチャゴチャせずうまくまとまっていた気がした。
自分の様に「ビーストウォーズ」にそこまで思い入れのない人や、そもそも全く知らない人には、このくらいが丁度いい感じなのではと思った。
しかし「ビーストウォーズ」ファンが念願の実写化には大きな期待はしていたと思われ、そんな方には本作には大きな物足りなさを感じるかもしれない。ここが本作を楽しめるか否かの分かれ道な気がした。
そんな本作は黒人監督による新たなテイストが新鮮だった。90年代の黒人カルチャーがいい感じで取り入れられ音楽も含め要所要所のヒップホップノリがよかった。
前半、人間のドラマ部分がやや長かったが、オートボットが登場すると一気にテンション爆上がり!
今までは人間の主人公とバンブルビーの絆が描かれてきたが、本作ではノアとミラージュという新たなコンビによる友情物語がいい変化球だった。
そんな2人を中心にオートボット達がめちゃくちゃカッコよく活躍する本作だが敵のテラーコンの連中も負けじとめちゃくちゃカッコよく変形オモチャが欲しくなってしまう。
ビーストも参戦のオートボットvsテラーコンの対決はとにかくカッコ良すぎて涙がちょちょぎれてしまった。特にバンブルビーの復活ダイブからのアクションでも涙!
そんな中登場のノアのアイアンマン風スーツについては賛否は分かれそうだが、自分は一瞬「ムムム」となったものの、まぁこれはこれでアリかなと。ラストでノアがGIジョーに勧誘されるくだりがある事から、その布石である風にも捉えられるし、ミラージュも復活していたので、ひょっとしたらアイアンマン風スーツはもう無いともとれるのではと。なのでまぁ個人的にはビックリもしたが、逆にこのパターンもあったか!と思ったりもした。
そんなビックリスーツ着用のノアも活躍のラストのバトルシーンでの「みんなで一つになる!」的なセリフにはもう号泣。
自分は心底トランスフォーマーが好きなんだなと。そしてもうこんな幸せを味わえてたまらん!と最高の時間を過ごすことができた。