「The Choice Is Yours」トランスフォーマー ビースト覚醒 ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
The Choice Is Yours
名作シリーズが一気に公開される2023年、実写トランスフォーマーシリーズも劇場鑑賞は今作が初めてです。予告からみなぎるパワーに負けじと鑑賞。
とんでもないものを見せられました。マイケル・ベイの悪趣味さと、シリーズを一旦リセットした「バンブルビー」の流れを汲む正統派な楽しさがミックスされ、カオスになる事なく、面白さ爆増といった感じの作品になっていました。
ストーリーはオートボットが故郷に帰るためのキーを探しに、人間やビースト戦士たちと共闘する…といった流れで基本シンプルをモットーに進んでいきます。
それぞれの生き方に迷っていたノアとエレーナがたまたまキーを見つけ、流れでオートボット達に協力するというササっと導入に進んでくれたのも良かったです。
なんたってアクションが最高に楽しいです。トランスフォームしてからバシバシ敵を倒していく爽快感が素晴らしく、それでいて首や腕を引きちぎるグロさ、機械なのでグロさは感じずとも、やってる事は中々えげつないので、マイケル・ベイ色々と手を加えたな〜とニヤけてしまいました。
スタイリッシュに敵を殲滅する事もあれば、力任せにぶっ壊すシーンもありますし、カーチェイスにビームに心理戦に、もうこれでもかと詰め込まれているので頭の中が幸せパニックになります。
フィールドが街中から、山岳や広い大地に移ったのもアクションの見やすさを加速させてくれていました。でかいスクリーンでも細々されていたら分からないシーンとかがあるので、見やすいかつド派手という丁度いい塩梅に仕上がっていました。
キャラも魅力的で、何故か人間不信になってしまったプライムや今作でもポップなバンブルビー、優しく偉大な心を持つプライマルなどなど、個性強めなメンバーですが、ノアの相棒となるミラージュが最高にイカしたキャラクターでした。チャラ男なやつなんですが、仲間思いですし、重めな空気になりそうな時に状況を打破してくれますし、ムードメーカーとしても泣きどころの要員としてもそれぞれ最大限活き活きしていたなと思いました。なので、ノアを守り抜いたシーン、ノアに自らの力を託したシーンはグッとくるものがありました。
コミックやビーストウォーズを見ていないので、歴代シリーズファンがどう思うかというのは分かりませんが、ライトファンの自分は、映画の勢いに身を任せて楽しむ事ができました。次回作への流れもバッチリ、興行面でもしっかり稼いでるので、次回作を今から待ち侘びています。超楽しみです。
鑑賞日 8/4
鑑賞時間 15:20〜17:40
座席 Q-19