「飯島さんが最高に美しい」ドン・キホーテ in Cinema Boncompagno da Tacaocaさんの映画レビュー(感想・評価)
飯島さんが最高に美しい
こうした劇場公演録画を映画として批評できるのか分からないが、十分に楽しめた。難しい技が連続する演目だが、とにかく飯島さんの表情から動作の全てが美しい。劇場でリアルで見たくなる。満点にしなかったのは技術的な問題で、やはりカメラの目では速い動作は追いきれなくて、そこだけよくネットの画像でコマ送りの写真みたいに見える瞬間があるが、あれに近くなる。今回に限らずバレエを映画館で見せるには自ずと限界もあるのだろう。ただ、それはやはり劇場でリアルに見たいという気持ちにさせればいいのかもしれない。この映画で公演の素晴らしさは十分に伝わっているから。
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