フランスのレビュー・感想・評価
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今ここ
利他的であるより利己的であるほうが、ずっと「富」とか「安心」を得られるという価値観がフランス(=われわれの社会)を覆っている。
同時に 私たちの頭の中には、「温かさ」と「冷たさ」のボタンがあって、いつもどっちを押そうか天秤にかけている。
困っている相手に利他的な気分で温かいボタンを押すときは矛盾はないが、利己的な気分で温かいボタンを押してもそのボタンには愛と暴力が混在されているので破綻する。
愛と暴力の混在によって、私たちの共感力もまた矛盾を孕んで成立しているようだ。
「右翼か左翼か」なんて単純に分けられない。微妙なグラデーションで語り合わなければ理解なんてできない。
では「悪かった、でも愛してる」のセリフは?
は?そんなグラデーション知るかよバカってなるよね。
最悪のラストで残ったのは 「今」と「ここ」だけ。
もはや成長も理想もない。現在は延期できない。だから苦しい。
レア・セドゥの怪演とファッションを観るだけで価値あり!
思ったんと違う…
なんじゃ、ありゃ?
ひさびさに胸糞悪くなる映画を見た。
役者たちは素晴らしい演技が多かったのに。
ありゃ無いわ。
レア・セドゥも仕事選べよ。
脚本を読んだ時点で駄作だと気付くだろ?
特になんじゃ?あのラスト。酷すぎるわ。
エンド・クレジットが始まった瞬間、久々に「金と時間を返せ!」と言いたくなった。
エンドロールの途中で、さっさと席を立ったが、こんなこと人生で数回しかない。
しかし、よくよく振り返れば、冒頭の記者会見のシーンから嫌な予感はしていた。
今回の上映、アンスティチュ・フランセ日本(旧日仏学院)の主催で「フランス映画の現在をめぐって」という映画批評月間の企画(作品のセレクトはカイエ・デュ・シネマ元編集長のジャン゠マルク・ラランヌ、上映会場はユーロスペース)の中の1作品で、カンヌのコンペ部門出品でもあったらしいが…
こんな映画をセレクトするセンス、ホントどうかしてるわ。
こんな言葉は本当に使いたく無いが「本当に糞みたいな映画」だった。
よって⭐️はゼロというより「マイナス100だ!」
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