「世界最北の温み」コンパートメント No.6 sironabeさんの映画レビュー(感想・評価)
世界最北の温み
1990年代。フィンランドからモスクワの大学に留学しているラウラ。交際しているイリーナと、ムルマンスクの岩面彫刻を見に行く予定だったが、イリーナが行けずにラウラは一人寝台列車に。しかしリョーハというロシアの青年と、6号客室で相部屋に。粗野な彼にうんざりするも、客室の変更はできなかった。
うわっ、こんな奴と何日も一緒なんて。男の自分でもやだな、まして女だったら。とみんな思いますが、粗野だけど少年のようなリョーハに、だんだん親しみを覚えるのが良いです。さらに面倒見がとてもいいときています。ラウラは、いかにもフィンランドのじぇごくさい(田舎くさい)顔つきでも、徐々にかわいく見えてきます。見かけで人を判断してはいけないな。
ムルマンスクの駅は、世界最北だそうです。
ウクライナ侵攻前の作品。再びこんな作品がつくられるのを願います。
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