ベネデッタのレビュー・感想・評価
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良いのだが…
薄暗闇のなかの炎とかすごく美しかったし、
女性の強さが光っていたとは思うのだけど、
バーホーベンみが強すぎない??
おっぱい過ぎない??
ラスト10分くらいも好きだったのだが、
ベネデッタが愛とか言葉で訴えても、
それおっぱいのことでしょ……
ってなるくらいに、おっぱいだったのよ
(始まりがそもそもそうだったしね)
バーホーベンが撮るからそう言うことに
なるんじゃ無いんかなー
欲を言えば女性監督にとって欲しかった。
バルトロメオが可哀想過ぎてさー
ああいう物語だから仕方ないとしても
ちょっとな、、
あとクリスティーナが幸せになる姿も
見たかったですな……
愛の中に優しさとか温もりとか
そういうものが感じられなかったのよね
そういう描き方をあえてしたのかな?
ただ、あの小道具って最初笑ってしまったけど
めちゃくちゃ秀逸だよね
片方に聖母マリアがいて、片方に性の象徴があって
……って男性性の象徴やないかい
やっぱ何となく納得いかないのよね
ただ本当にベネデッタの抱えてたものって
幼少期から信仰を持ってきて、
ただ本能的にはそれに反抗してるという
非常に引き裂かれるような葛藤だと思う
だから、彼女は自分自身で神を作り出して、
彼女の本能による願いも叶えてた……と思いました
あとシャーロット・ランプリングは
佇まいだけで存在感あって素晴らしかった
すき
女子修道院に図書館はないのか?
シャーロット・ランプリングがとても良く彼女ならではの表情と眼差しの演技が素晴らしかったです。そしてランベール・ウィルソンは、今でもカトリックの偉い人達の中に居そうだなあ感が半端なくて適役でした。
教会や修道院の中での男性間の性関係、男の子に対するカトリック聖職者による性的虐待(これは絶対に許されない)などはよく聞くし、この映画でも教皇大使は三人目の子どもを孕ませている(と理解した)。親鸞みたいに希望者には妻帯OK!とか、現代なんだから男女問わずパートナー居ていいよを出す教皇は現れ得ないのかなあ。プロテスタントではまるで問題ないのに。女性間の性関係は記録にもあまり残っていないようだがこの映画のおかげで実際にあったことがわかった。ランプリング演じる修道院長に「娘」が居るというのも不思議だった。それが権力闘争でも力をふるっていたのが面白かった。
COVID-19で私たちはペストやスペイン風邪の歴史を改めて知ることになった。そしてヨーロッパでのペストの脅威と恐怖をこの映画で目の当たりにした。神を信じることができなかった、「幸福」という名のフェリチタ修道女(ランプリング)は最後に身をもってペストから町を守った。
奇跡とか聖痕などはみんな自作自演なんだろうか?たとえ嘘でも信じたい人は信じる、位にしか私にはわからない。
監督の独自の感性によるクセ強めの映画
17世紀イタリアに実在したとして裁判記録に残る修道女・ベネデッタ、
その記録に着想を得て、教会と権力の結びつき、禁断の愛を芸術的に描く。
ベネデッタは神の嫁になったとして、数々の奇跡を起こす。
その奇跡が欺瞞か神の御業かどうかは、彼女自身にしか分からない。
面白いことに彼女の奇跡を信じる者はたいてい権力と結びついてなく、
信じない者には権力との繋がりがある。ここには監督なりの教会に対する皮肉が込められているのかなと感じる。
ベネデッタの奇跡が白か黒かはっきりさせないところにも監督のこだわりを感じた。
彗星の到来、黒死病の流行、彼女のいる街だけ黒死病が流行っていないこと、これらが彼女の実在した時期に起こったのは全くの偶然である。
しかし、人は偶然の一致に必然性を求めてしまう。
それゆえに彗星の到来により黒死病が流行しているが、ベネデッタの奇跡により彼女の街だけ神から守られている、
と本来は因果関係の無いものを関連させ、彼女の奇跡をより確固たるものに変えてしまうのだ。
21世紀を生きる私たちから見れば、彗星の到来は約75年の周期があり、それが黒死病の流行と合致したのは単なる偶然である。
そして、ベネデッタのいる街だけ黒死病が流行っていないのも、偶然で病原体が街に入り込まない状況が続いていただけだと判断できる。
さて、この偶然を「偶然ではない」と証明することは可能だろうか、残念ながら不可能である。
私たちがそれを観測できないだけで、実際にはこれらの事実に神が関わっているかもしれない。神が関わっていない事実を立証するのは実は困難なのだ。
それゆえに信じる者にとっては、これらの事実がベネデッタの奇跡となるわけだ。
信じる者には神は存在し、信じない者には存在しない。あえて白黒つけずに神を取り巻く、私たち人間の様々な立場を描く監督の表現に惚れた。
「禁断の愛」部分にはほぼコメント無しで…
こういうの描くの好きな人いるよねー。誰かと一緒に観に行くと気まずいよねー。とだけ言っておきます。
神の花嫁
2023年1月22日
映画 #ベネデッタ (2021年)鑑賞
新型コロナの流行と今作の舞台となった17世紀のペストの大流行に繋がりを感じます
奇跡を起こすのは純粋な信仰なのかそれとも策略なのか
伝記映画なのにのめり込めるのはさすがバーホーベン監督の手腕
@FansVoiceJP さん試写会ありがとうございました
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