「すごい人もいたんだなあ。」ベネデッタ ezioさんの映画レビュー(感想・評価)
すごい人もいたんだなあ。
実在した修道女の話。8歳で出家し、数々の幻視をみて、聖痕が現れる。それらを啓示と受取り修道院での地位を高めてゆく。が、同時に禁じられた欲望も解き放たれて…。
聖痕は果たして本物なのか?本物とはなんなのか?本人のみぞ知るところであるが、数々の"奇跡"はまさに狂った信者そのものであり面白い。一種のギャグにはなっているがバカにしているわけでもなく、キャラクターそれぞれがマジなので、面白おかしさの純度が高まり笑える。エピローグにはベネデッタの人間味溢れる行動も感じとれ、良いものを観たなあといった感想。舞台やあらすじなどで小難しく感じるかもしれないが、案外観やすく良い映画です。
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