「13人がそれぞれ面白かった」スパゲティコード・ラブ りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
13人がそれぞれ面白かった
東京に住む、または東京に来た13人の男女が愛や仕事人生について悩んでる様子を描いた作品。
1. 金髪でフードデリバリーの配達員の男はアイドルとの区切りをつけるため配達1,000本を目指していた。
2. シンガーソングライターを目指して路上演奏してる女、こころ は彼氏に振られ、嫌いな人と嫌いな事をして生きていく、とうそぶいてた。
3. 現在の彼女は売春してて、寂しい人が好きと言ってるがホントはどうだか。
4. その彼氏しんごは住所不定男で、財布とスマホ無くし、5,000人も友達がいるのに誰も助けてくれず元カノの家に泊めてもらった。
5. 占いにハマってる女は彼氏に捨てられ月に15万円も占いに注ぎ込んでた。
6. 占い女の隣の女も彼氏に振られ大好きなピーナツバターを暴食してた。
7. 夫大好き主婦のしずこはマスクでバイトしヘマばかりしてるが、実は不倫相手に捨てられた。
8. カメラマン男つばさはパッとせず、モデルの女にダメ出しされた。
9. そのカメラマンの男に会いに来た女はフォトグラファー志望で家に帰りたくないという高校中退の未成年女子。
10. 死ぬなら凍死が良いと言ってる女子高生のさくらちゃん。髪を編んでる。
11. その彼氏の男子高校生のけいちゃん。死ぬなら老衰が良いと言ってる。
12. スタジオのBGMをやめさせた高飛車で親の七光モデルのクロセリン。
13. 人生の計画立ててる男。108歳まで生きるつもりがノープランになってしまった。
観客は自分1人だけ、携帯でメモしながら観てた。
東京に翻弄されてる若者や、彼氏彼女に捨てられ、自暴自棄になってる人、将来どう死のうかと話してる高校生など、いるいる、って思い、面白かった。
個人的にはしずこ役の土村芳が好みだなぁって思った。